検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:214,750 hit

63 ページ15

.









隆二「 俺、何すればいい?手伝うよ。 」




「 えっ、あ、じゃあ … 」







なんて紳士なんだろう。

お言葉に甘えて手伝ってもらうことにした。







捲り上げた袖からは

男らしいゴツゴツした腕が伸びていて。






シャキッシャキッ __





隆二「 … 」

「 … 」








野菜を切る音と、

水の流れる音だけが

二人の空間を支配していた。







辛い!!空気が辛すぎる!!!

人見知りってこういう時に困る。





何を話そう何を話そうと思っていた時だった。









隆二「 そういえばあんまり喋ったことなかったよね。 」


「 ああ … はい。 」


隆二「 いいよ、敬語なんて使わないで。」


「 … うん 」


隆二「 ははっ、素直なんだね。 」









白い歯を見せて笑っている今市さん。





強くて怖そうなイメージがあるけど、

喋り方とか

人との接し方とか

全然そんなんじゃない。







隆二「 ああ、あと、今市さんじゃなくて、隆二でいいから。 」


「 りゅ、隆二 」









人のことを名前で呼ぶって

こんなにも照れることだったっけか。









その後は、無事に

計九人分の朝ごはんを作り終えて。




直人さんから

「 美味いっ! 」

と言われた時に、

隆二と二人で やったね! と笑い合ったり。









今日もまた、平凡な朝が始まった。




はずだった。









.

64→←62



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (325 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1565人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

れんれん - 続編書いてくださーい (2018年5月30日 15時) (レス) id: f61cfec5cb (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あぴんぬ 〃さん» はい!待ってます!! (2016年12月27日 12時) (レス) id: 69d4e673ff (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - ゆあさん» そうですねぇ…。臣くんかもしれませんし、剛典くんかもしれませんし、徐々に主人公とのキョリを詰めている隆二くんかもしれません!お楽しみです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - はるかさん» 有難うございます!冬休みに突入したのでちょくちょく更新していこうと思います!楽しみにしていてくれたら嬉しいです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 誰が結末ですか?/// (2016年12月25日 16時) (レス) id: 5dcc5ae15c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あぴんぬ | 作成日時:2016年11月23日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。