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「 やっと着いた〜あ 」









クソ重い荷物を持っていたせいか、

指の第二関節あたりに赤く線がついてしまった。









ポケットから鍵を取り出して、


鍵穴にブスッと…







『 ちょっとぉ、そこのアンタ 』









そんなネバっこい声が聞こえて、


私!?と思いつつ振り返ると、








重そうな爪、ハデハデなメイク


露出された生足で仁王立ちしている女。








私、こんな知り合いいたっけ?


それとも誰かの知り合い?



脳内大混乱の中、口を開いたのは女だった。









『 アンタ、誰?ここの住人? 』









「 そうですけど…? 」








恐る恐るそう言えば、

重そうな目がカッ!と見開かれて、








『 はぁ?タカノリの新しい女? 』








はぁ〜?マジありえないんですけどぉ。

と文句をタラタラ。




いや、まだ何も言ってないのに …








『 タカノリと別れてくんね? 』








下品な口紅を取り出して、そう言う女。








「 わ、私は … 「 呼んだ? 」








ガチャリという音と共に

低い声が響いて、



なんだと思ったら。








「 剛典 … 」









私の頭の上には剛典の顔がすぐ近くにあって。

不覚にもドキドキした。









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れんれん - 続編書いてくださーい (2018年5月30日 15時) (レス) id: f61cfec5cb (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - あぴんぬ 〃さん» はい!待ってます!! (2016年12月27日 12時) (レス) id: 69d4e673ff (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - ゆあさん» そうですねぇ…。臣くんかもしれませんし、剛典くんかもしれませんし、徐々に主人公とのキョリを詰めている隆二くんかもしれません!お楽しみです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
あぴんぬ 〃(プロフ) - はるかさん» 有難うございます!冬休みに突入したのでちょくちょく更新していこうと思います!楽しみにしていてくれたら嬉しいです(^^) (2016年12月25日 17時) (レス) id: edef3d0638 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 誰が結末ですか?/// (2016年12月25日 16時) (レス) id: 5dcc5ae15c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あぴんぬ | 作成日時:2016年11月23日 19時

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