〈10〉 ページ32
(引き続き廉side)
――ガッシャーン！！
望「あーーーーーー！！！」
守「何、どうしたの？」
望「コップ落としちゃいました…」
空「ドンマイドンマイ…って、あーーーーー俺のパソコンーーーーーーーっ！！！」
望が落としたコップの中に入っていた飲み物が空先輩のパソコンにクリーンヒットした。
そう、レポートの書き途中で、おそらく保存していないだろうパソコンに。←
空「おっ、俺の、レポートがぁぁぁぁぁっ(泣)」
宗「あー…ドンマイ、空」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
空「(´；ω；`)」ﾌﾞﾜｯ
頑張ってたのにー！！という悲痛な空先輩の叫び声が響いた瞬間だった。
* * * * *
そうして、どうにか部屋を片付けると、空先輩はげっそりした顔をして廊下へと出て行った。
望「…パソコンって1台いくらする？」
廉「機種によって異なるけど…空先輩のはかなり高かったと思うよ」
望「…マジかー」
やっちゃったなーー…とヘコむ望を励ましていると。
入口のドアが開いて、そこから昂輝さんと、事務所内で噂になっている女の子が入ってきた。
何故か昂輝さんの後ろにピッタリとくっつきながら。
『お、お邪魔します…』
昴「お邪魔します。…何かあったのか？」
守「ちょっと…ね。うん……それはさておき、その子が里宮さんかな？」
昴「ああ。…ほら、引っ付いてないで、頑張れ」
すると、おずおずと昂輝さんの後ろから離れて…。
『さ、里宮Aといいます。これから1週間、どうぞよろしくお願いしますっ』ｶﾞﾊﾞｯ
少し上擦った声で言いながら、勢いよく頭を下げた。
空「Aは極度の人見知りなんだって。ちょっと一緒に居れば馴れてくれるから、みんなよろしくねー」
なるほど…人見知りなんだ。それなら仕方ないね。
守「そっか。まずは自己紹介だね。俺は在原守人、ギターを担当しています。よろしくね」
宗「次は俺な、神楽坂宗司です。ドラムを担当しています。どうぞよろしく」
望「次は俺ー！SOARAの天才ベーシスト、七瀬望くんでーす！よろしくね！」
廉「またそういう事言って…。俺は宗像廉といいます。SOARAではキーボードを担当しています。よろしくお願いします」
『はいっ、こちらこそよろしくお願いしますっ』
少し緊張が緩んだのか、フワッと彼女は微笑んだ。
…ああ、なるほど。
グラビとプロセラの皆さんがあんなに顔を緩ませてこの子の話をする理由が少し分かった気がした。
きっとこの笑顔には誰もかなわないな。
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水無月のぞみ - 涙可愛くて大好きです♪ (2021年2月7日 18時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
shimo(プロフ) - snowさん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします！ (2019年1月3日 10時) (レス) id: 383ac1a861 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - あけましておめでとうございます♪日々が充実しているのは良いことだと思います。部活も勉強も頑張って下さい！次回の更新まで気長にお待ちしております♪では、無理せずに頑張って下さい！ (2019年1月3日 2時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 長い間、楽しませてもらえました！！ありがとうございました！ (2017年8月18日 20時) (レス) id: 83dfc1478a (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ(プロフ) - ありがとうございます！！！！めっちゃテンション上がりましたwwこれからも応援してます！！更新頑張って下さい♪ (2017年4月18日 17時) (レス) id: a41f39b7a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shimo | 作成日時：2017年4月15日 12時
