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仕方ないなあ。
涙(…まあやってくれないだろうけど)
『ふー、ふー…はい、あーん』
涙「…えっ」
『口開けてくださいよ。じゃないと自分で食べt』
涙「あーん」←
…一瞬で口開いた。現金な人だ。
口のなかにスプーンを入れるとパクッとくわえてモグモグし始めた。
…小動物みたい(笑)。←
この間に私も朝ごはんを食べて…。
涙「ゴクッ…あーん」
ほら来た。←
また口にスプーンを突っ込み、そのままそのスプーンで私も自分のを…。
……あっ。
涙「……間接キス」←
『まっ、間違えただけだからっ///!!』
涙「でも顔赤けd」
『う、うるさいっ///!』
あ〜もう、なんで間違えちゃったんだろう///!
『もうあーんしないですからっ』
涙「(´・ω・`)」←
もうっ///!!
* * * * *
おかゆを食べ終わり、私は三粒の薬を取り出した。
『風邪薬です。ちゃんと飲んでください』
涙「えー…」
『片付けてくるんで、戻ってくるまでに飲んでおいてくださいね』
片付けて部屋に戻ると薬は無くなっていて、水の量も減っていたのでちゃんと飲んでくれたらしい。
涙「…つまらない」
『目をつぶっていれば寝れますよ』
涙「…側に居てくれる?」
『居ますよ』
涙さんを横たわらせ、そっと手を握る。
すると安心したようでスヤスヤと眠りの世界に旅立っていった。
綺麗な顔だな…と頭を撫でてみた。
あ…なんか眠くなってきたかも…。疲れが溜まってたのかな…。
徐々にまぶたが重くなって、そのまま私も眠ってしまった…。
* * * * *
ぺちっとしっぽが顔に当たる感覚で目が覚めた。
どうやらヤマトがしたらしい。ジーッとこっち見てるし。
時計を見るとすでに針は6時を指していた。
『あっご飯作らなきゃ』
涙「もう行っちゃうの?」
『うひぇあ!?』←
あれ、いつの間に私、涙さんと添い寝してたのかな。あれー!?
涙「…軽かったよ」←
『え、まさか持ち上げたの私を』
涙「可愛かった」
『ええーっと』
涙「いい抱き枕でした」←
おい(怒)。←
っていうかもう熱無いんじゃないの!?
『…とにかくご飯作って来ます。雑炊でいいですか』
涙「うん。僕も付いてく」
『ハイハイ』
共有ルームにて、卵雑炊を作っていると、動物たちが集まって来た。
あっ、そっか。ご飯の時間か。
出来上がった雑炊は火を止めて放っておいた。
『よ〜し。みんな、ご飯だよ〜』
それぞれの器にペットフードを入れる。
因みに大集合してて、もふりたいっ。
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水無月のぞみ - 涙可愛くて大好きです♪ (2021年2月7日 18時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
shimo(プロフ) - snowさん» ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします! (2019年1月3日 10時) (レス) id: 383ac1a861 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - あけましておめでとうございます♪日々が充実しているのは良いことだと思います。部活も勉強も頑張って下さい!次回の更新まで気長にお待ちしております♪では、無理せずに頑張って下さい! (2019年1月3日 2時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
なつき(プロフ) - 長い間、楽しませてもらえました!!ありがとうございました! (2017年8月18日 20時) (レス) id: 83dfc1478a (このIDを非表示/違反報告)
アニオタ(プロフ) - ありがとうございます!!!!めっちゃテンション上がりましたwwこれからも応援してます!!更新頑張って下さい♪ (2017年4月18日 17時) (レス) id: a41f39b7a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shimo | 作成日時:2017年4月15日 12時