そんな彼女と月々のコイイロ。

プチ魔王様と風邪 ＃涙〈アニオタさんリクエスト〉 ページ2

その日はオフの日だったから、プロセラの共有ルームで朝ごはんを作っていた。
丁度グラビは地方ロケ中だし。黒田居ないし。←
ちょっと不機嫌。

…そんなこんなでプロセラの所に来ちゃったわけですよ。

夜「おはよう、A」
『おはようございます夜さん』
夜「まだ俺に手伝えることある？」
『じゃあ、ええーっと…お味噌汁作ってください！』
夜「了解です(笑)」

夜さんのお味噌汁は格別だからね！
これが無いとプロセラの朝は始まらないって陽さんから聞いた。
…陽さんから聞いた。←

郁「おはようございますっ！」
海「おっ、今日はAが作ったのか？」
『はい！お味噌汁は夜さんですけど』
陽「美味そう〜」

…あれ？隼さんが居ない？涙さんも。

海「あー、隼は今着替えさせてる。多分もうそろそろ来るt」
隼「待たせたねっ！」←

……来た。←
朝っぱらから何故そんなに元気なんだか…。

夜「あれ？涙は…」
海「すまない、起こしてくるの忘れてた」
『あー、じゃあ私行ってきますよ。先に食べててくださいね〜』

タタッと小走りで部屋まで行った。
早くしないとごはん冷めちゃうっ。

コンコン

『涙さん、Aです。起こしにきました。涙さーん』

返事が来ない…(汗)。
えーい、入ってしまえ！

『失礼します…』

うわ、鍵かかってないし(汗)。防犯上、危なくない？
おそるおそる足を運び、寝室へ到着。

『涙さん、入りますよ？』

ドアを開けるとベッドの上でスヤスヤ寝てる涙さんが見えた。

『涙さーん』

体を揺さぶっても、肩を叩いても一向に起きる気配なし。
…起きろよ。←

涙「…ん…A…？」

起きたっ！？
…ん？なんか顔が赤いような…。

モゾモゾと起き上がるとボーッとした顔でこちらを見た。

涙「なんか、ダルい…」
『えっ？…ちょっと失礼します』

涙さんの額に手を当てると自分よりも明らかに高い温度が伝わってきた。
寝起きだと体温高いけど、その比じゃない。明らかに熱がある。

『ダルい他には何か、調子が悪いことありませんか？』
涙「少し頭痛い…」

…完全に風邪だな。
どうしよう、一旦皆さんに報告して…。
とにかく共有ルームに行こう。

『涙さん、あなたはここに居てください。色々準備するんで』
涙「何の？」
『風邪っぴき涙さんを看病する準備です！』
涙「風邪…」

よし、とりあえずこの部屋を出よう。

―クイッ

あれ、服が掴まれてて動けない？？

涙「…A待って。一人にしないで」
『えーっと…』

…電話しよう。

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