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SG「帰りは送る」



そう言うユンギさんに、私は家は近いから大丈夫って言ったけど聞いてくれなかった。



SG「ジョングギが帰るまでは一緒にいる約束だから」


私は約束と言われたら頷くしかなく、なんだか悪いことをしてずっと見張られている気分になった。



SG「お前ってジョングギのこと好きなの?」


『急になんですか?』


SG「なんとなく」



いきなりすぎる質問に私は全身が熱くなるのを感じた。
多分、頰まで熱くなっているから赤くなっていると思う。


ユンギさんは察したのか鼻で笑った。



『ユンギさんこそ好きな人いないんですか?』


SG「出会いがないからな」


『…なんかすいません』



たしかにこの村は良い人ばかりだけど、既婚者のおばさんばかりだった。

遠い目をするユンギさん。



…そういえば彼らは人間からの花嫁と結婚させられるから好きな人も何もない。
そこに愛はない。


…ジョングクも仕方なく私と結婚したから愛がないのかもしれない。


そう思うと、さっきまで上がっていた体温が急速に冷えていくのを感じた。




SG「そんな不安そうな顔しなくても安心しろ。好きでもない奴にわざわざ手作りの首飾りあげるわけないだろ。首飾りなんて人間の村で売ってあるからな」


『…ユンギさんって人の心を読めるんですね』


SG「お前の顔がわかりやすい」



励ましてくれているのが嬉しくて照れ隠しでそう言うと、ユンギさんはまた鼻で笑った。

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ゆ わ こ(プロフ) - もう最高すぎて今頭の中花畑状態です。 すごく面白くて誰も思いつかないストーリーで感動しました!他のお話も見させていただきます! (2018年12月3日 23時) (レス) id: 41ddd5c2e8 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - バンタンさん» 笑ってくれるなんてめっちゃ嬉しいです!笑っ ありがとうございます! (2018年9月29日 21時) (レス) id: 9e7a84e474 (このIDを非表示/違反報告)
バンタン(プロフ) - ホビ馬の被り物とか前代未聞wwwMANGかよwww想像するだけで面白すぎるwwww (2018年9月29日 18時) (レス) id: c2f943b7be (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 天然水さん» ありがとうございます!(≧∇≦)最高の褒め言葉です!とても嬉しいです! (2018年9月28日 6時) (レス) id: 9e7a84e474 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - Kanonさん» 了解です!検討しますね!少し出すのが遅くなると思いますがお待ちくださいm(__)m (2018年9月28日 6時) (レス) id: 9e7a84e474 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琴葉 | 作成日時:2018年5月5日 12時

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