21 ページ21
HS「今日は俺がメイクしてもらおうかな」
疲れたような様子のジミンと交代でホソクさんが来た。
…よし。次はホソクさんに語ろう。
『ホソクさんに聞いてほしい話があるんですけど』
HS「え、俺でいいの？ジミナじゃなくて？」
『ジミナにはもう話しました』
HS「そう？」
ホソクさんはどことなく機嫌が良さそうで優しい表情だった。
HS「あーAちゃん」
ソユンオンニの話をしているとジミンの時と同じく途中で遮られてしまった。
ホソクさんは苦笑いをしている。
『？はい？まだ途中ですけど』
HS「いろいろ言いたいことがあるけど…もしかしてソユナヌナの話をジミナに話してたの？」
『そうですよ』
HS「やーAちゃんは男心が分かってないなー。あんまりジミナいじめないであげて」
『オンニの話したらダメでした？』
HS「うーん、ダメっていうわけじゃないけど、なんて言ったらいいんだろ。まぁ、とりあえずやめてあげて」
『えっと…はい』
なんだか釈然としないけどホソクさんが困った顔をしているから頷くことにした。
HS「…で、本題はこっちなんだけど。Aちゃんってヌナと知り合いだったの？」
『いえ、昨日初めて会いましたよ？』
HS「それにしてはヌナのことよく知ってるんだね」
じっと私を探るように無表情で見るホソクさんに冷や汗が出そうだった。
私はゲーム前提で話してたけど、ホソクさんたちはゲームの中の人だからゲームなんて知ってるはずない。
だから、私がこんなにソユンオンニについて語るのに違和感を感じたみたい。
…失敗してしまった。
HS「Aちゃんが変わってしまったことと関係あったりする？」
『…気のせいですよ』
じっと見つめあって、ホソクさんはまた笑った。
HS「…しょうがないなあ。じゃあ今は聞くのやめる」
『ありがとうございます』
メンバーにヒロインのいいところを話す作戦はこうして失敗に終わった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琴葉(プロフ) - Leoさん» 日課ですか！？日課の一部になれて嬉しいです！(*ﾟ∀ﾟ*)ありがとうございます！ (2018年5月4日 21時) (
レス) id: 9e7a84e474 (このIDを非表示/違反報告)
Leo - 面白いです！この小説を読むのが私の日課です！（笑）応援してます！自分のペースでいいので更新待ってます！ (2018年5月4日 15時) (レス) id: 41ecae14da (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - のんさん» 笑ってくれて嬉しいです！(*ﾟ∀ﾟ*)ありがとうございます！頑張ります！ (2018年5月4日 6時) (レス) id: 9e7a84e474 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 一緒に壁にはりつく笑笑笑笑めっちゃ笑ってしまいましたーちょっと想像したら笑いが止まらない。これからも楽しみです！ (2018年5月3日 21時) (レス) id: 7f6ce8e4c5 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - vkookさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです！期待に応えられるように頑張ります！(*ﾟ∀ﾟ*)ありがとうございます！ (2018年5月3日 17時) (レス) id: 9e7a84e474 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琴葉
| 作成日時：2018年4月29日 21時
