ニコニコ ページ5
ある日のことでした。
「あぁ!危ない!!」
お?と思ったら周囲がピカ〜!と光った。その後、怪我とかも無く、そのまま自クラスに帰ったのだが……
「あのっ!一緒にご飯食べない?」
「ねぇねぇ!勉強教えてよ!」
「好みの男子のタイプは?」
なんだなんだ。いつもよりみんなに話しかけられるな…
陰キャはチョロいからすぐ調子に乗っちゃうよ〜
「いいわよ」
「ノート見せましょうか」
「子どもっぽい子は好ましいわね」
と返す。こんな……こんなに人に囲まれたのは初めてかも知れない…。
いつもと変わらないハズなのに、なぜかみんな馴れ馴れしいな…。
みんなに囲まれて1日が終わり、終礼後。
「一緒に帰ろ〜!」
「いいけれど」
師団はどうしようか。入ってから1度もサボったことないし、一報してサボればいいか。
【今日は師団サボります】
と連絡した。
____________________________________
「「「えぇーーーー!!!!!」」」
「先輩がサボり!?」
「明日は人間でも降るんか?」
「サボるって宣言するんやな…」
先輩からのサボる連絡直後の師団の様子である。
「よし、先輩を見に行きましょう」
とイロニーの提案に全員賛成。そして先輩を尾行することにした。イロニーの行動原理は"面白そうだから"である。
「はわ、先輩がクラスメイト達に囲まれてる…」
「…ん?なんか先輩いつもとちゃうくない?」
「「「あ!!!」」」
「先輩が………」
『ニッコニコになっとる……!?』
「これは大問題やで」
「みんなが先輩の魅力に気づいてしまう」
「もうアウトやろ」
「みんな、わかっとるか」
とゾムの言葉に周囲がしんと静まった。
「あぁ」「もち」「うむ」などそれぞれ返事をする。
「先輩を貸し出す商売をする」
「先輩を口説き落とす」
「なんもせん」
これである。
「ちがーーう!!」
ゾムの大声に師団メンバーが耳を塞ぐ。どこか不貞腐れたようなゾムの様子にメンバー達がゾムの次の言葉を待った。
「先輩を……取り戻すんや…!!」
フッと場の緊張が解け、ほわっとした空気がゾムを包んだ。
「そうか、先輩とられて悔しいんやな」
「拗ねちゃって〜〜」
「ほらほら行ってき〜」と背中を押され、ゾムは先輩の元へ歩く。そして、ゾムは先輩の前へ立ちはだかった。
次回!ゾム、先輩への想いを打ち明ける!先輩、これからどうなっちゃうの〜!
お楽しみに!!!!!!!
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アスルル - キラキラ(๑•̀ㅁ•́๑)✧楽しみ〜! (8月15日 10時) (レス) @page8 id: 6edaad17fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小鳥 | 作成日時:2023年5月18日 0時