あざとい天使。(緑) (ページ9)

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『ごめんって。…機嫌直してよ』

今、何が起こってるのかと言うと………

今度の金曜の夜、外でご飯食べてくるから1人でご飯食べてて欲しいと頼んだ私。

最初はわかった！と言った亮平だったけど、話の流れで相手が宮舘先輩だとわかったあとは絶賛拗ねモードだ。

「俺を放って他の男とご飯行くんだ…」

なんて彼氏みたいなことを言う。

『先輩はただの憧れだよ？』

「向こうはどう思ってるかわかんないじゃん」

なんてさっきからこの調子。

「断ってよ〜」

なんて言われるけど約束した手前今更断るなんて失礼なことできない。

『ごめんって…あ！じゃあ今度亮平ともどこかに食べに行こ？』

そういえば亮平とのご飯は初日のあの日以来いつも家だったなと思い出して提案する。

するとちょっと乗り気になったのか、体がピクっと動いた。

『ついでにどこかに遊びに行こっか、私亮平と遊ぶの楽しみだなあ』

なんて言うと更にピクっと反応する。…ちょっと面白い。

「…………わかった、いいよ」

『ふふ、ありがと！』

渋々許可してくれた亮平。

拗ねてる姿は本当にワンコみたい。

『…お手』

「A俺のこと犬だと思ってる？」

なんてまた拗ねちゃいそうになったから危なかったけど。