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おれとおまえは ページ27
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K.Miyachika
海を見ていた。
小学生の頃、よく来ていたらしい。
『らしい』というのも、俺自身がその頃の記憶を失ってしまっているからだ。
宮近「此処、なーんか見覚えあるんだよな〜…」
中村「……。」
それが何故なのか、両親は俺に決して教えてはくれなかった。が、何となく、その理由が分かりつつあった。
それがとてつもなく、怖かった。
宮近「でも、海っていつ見ても綺麗だよな」
中村「、、俺はそうは思わないけど。」
宮近「なん、で…」
何時もの調子で「なんでだよ！」と返そうと思ったのに、海人の顔はそんなテンションじゃなくて、苦しそうで、でも何処か綺麗だった。
海面に向けられていた視線がすぅ、と動いて俺を捕らえる。翠色の瞳が俺を覗き込んで、それから俺は＿＿＿＿。
【不明なファイルが 3 件あります。】
【再読み込みをしてもファイルが表示されない場合は、しばらく時間をあけてアクセスしてください。】
続く
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作者名：ちゃっぴ | 作成日時：2021年4月8日 17時
