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あ"ー苦しい苦しい苦しい内蔵が圧迫されるような苦しい苦しい苦しい辛い痛い苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい。
「ムカつくなあ…。」
痛いのは嫌だ。苦しのがムカつく。
「苦しそうだな、兎クン。」
苦しむおれの顔を嬉々とした様子で覗き込む男。その顔がうざったくて癪にさわる。思わず見とれてしまうくらいには。
「くるしー。明王、何とかしてくれよ。」
「お断りだね。つか、何かここ生臭ェ。」
圧迫される子宮、ドロドロ流れ続ける赤黒い血液。冷静に考えたら随分ショッキングな事象が自分の身体で起こっている。
臭いで気づかれる程の多量のそれが次から次へと、股から溢れてドバドバと、ドバドバととめどなく。そういうところがムカつく。
「気のせいじゃね？」
微かに赤黒く滲んだスラックスを隠すため、椅子に寝転がった気だるい身体を起こし傍の鞄を抱える。
「それより明王、影山零治の護送車の特定ができたみたいだよ。場所は北海道だ。」
「北海道だ？んでまたそんな遠いところ…ちっ。まあいい、テメーにも付き合ってもらうぜ。」
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作者名：19 | 作成日時：2021年8月16日 0時
