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時間はあっという間で
夕焼けの時間になっていた
夕陽は嫌い
暗くて
辛い
長い夜になるから
でも海斗となら
海斗と一緒に見れたら
違うと思った
「夕焼けはここがいいんだ」
朝陽を見てる場所とは
違う所へ来た
濡れた砂浜に反射する光がとても綺麗
波の音とシャッター音が響いている
「私ね本当は夕陽嫌いなの」
「そうなの？」
ファインダーから目を離して
聞いてくれる海斗
暗闇にのまれて世界が終わる
そんな気がするから
「でも夕陽こんなに綺麗だったんだね」
海斗といると
今までの汚い景色が
綺麗な景色に変わる
そんな気がした
でも
海斗は本当の私を知ったら
どう思うのかな
海斗にだけは知られたくない
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作者名：いろは | 作成日時：2021年2月21日 13時
