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私は小さい頃に両親を事故で亡くした
引き取ってくれた祖父母の家に
住むようになって
隣の家に海人がいた
「なくなよ〜A」
「ぼくがAをずっとまもってあげるから」
海人は私のヒーローで
そして初恋の人だった
「海人!起きなきゃ遅刻するよ!」
「眠い〜まだ寝る〜おやすみ」
「いつもそう言って起きないじゃん!!」
「布団取らないで〜寝る〜」
いっつも眠そうにする姿も
「は?!お前なんで上手くなってんの?!」
「海人が弱くなったんでしょ?」
「もう1回!お願い!もう1回!!」
深夜までゲームに付き合わされた事も
「やっぱりAのご飯美味しい〜」
ご飯をたくさん食べてくれる事も
「ヒャッハッハッハお前、目、腫れすぎ!」
「そんな笑わなくても…映画見て泣きすぎた」
「まってこっち見んなまじで!」
「私まで笑っちゃうからやめてよ!」
楽しそうに大きな声で笑うから
それにつられて笑った事も
「ねぇ」
「なに…え?」
「身長差ありすぎてかがまないとできない」
初めてキスされた時も
「一生大事にするから」
ベッドの上で抱き締めながら言われた事も
私の大切な思い出。
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作者名:いろは | 作成日時:2021年2月21日 13時