＊11話＊ ページ12
とか考えている間においてけぼりをくらいました。
ん？おいてけぼりをくらったって使い方あってる？
…おいていかれたから、家に帰ろう。
＊＊＊
『ただいま。誰もいないけど』
…誰に言うでもない挨拶をする癖、そろそろどうにかならないかな？
ホ「ﾆｬｰ」
『あれ？…ホームズ』
…いつからいたんだろう？
っていうか、どこから入ってきたんだろう？
『ま、いいや。
ねぇ、お話してもいいかな？』
…私、猫に何言ってるんだろう。
でも、この猫は普通の猫とは何かが違う気がする…。
ホ「ﾆｬｰ」
『あ、返事した』
…こういうところとか。
『私さ、親いないんだ。
そもそも、親との思い出とか何にもないんだよね、…会ったことはあるんだろうけど。
私が生まれてすぐに両親が亡くなったらしくて、親戚の家…この家でお世話になってたらしいんだけど。』
って言っても、覚えているわけじゃないから、寂しくも悲しもないけど。
ホ「ﾆｬｰ」
なんか…ホームズの頭に？が見える気がする。
目がおかしくなったかな…？
『ﾌﾌｯ。…やっぱり自分の事なのに他人事みたいに話してるのはおかしいかな？
でも、この家においてあった日記を読んで初めて知ったことだし、もう…その時の事を知ってる人がいないから。確かめられないんだよね…。
あ、話を戻すね。
で、そんな時に義太郎たちに会ったらしくて。
よく遊びに行ってたんだー。
で、いつだったかなー？
私を引き取ってくれた親戚の人たちが亡くなっちゃって、それからちょっとたってから義太郎のお父さんも亡くなっちゃって…。
誰にも頼らずに、誰にも迷惑をかけない生き方を探してたんだけど…結局、見つからなくて今の私がいるんだけど。
…なんか暗い話になっちゃったなぁ。
っていうか、サボっちゃダメだよね…。
よし！じゃあ、ホームズ。
いってきます』
…誰かに“いってきます”何て言ったの、久しぶりだな。
なんかちょっとすっきりした。
まぁ、相変わらず過去を思い出したり話したりしても涙がでることはなかったけど…。
後ろから“ﾆｬｰ”と言う声と“いってらっしゃい”と言う声が聞こえた気がした。
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海(プロフ) - 理彩(みんな、頑張れぇぇ＼(⌒日⌒）／さん» えっと、とりあえずいろいろありがとうございます！面白いですか？本当ですか！(( これからはもう少しだけでもいっぱい更新できるようにがんばります！ (2015年3月1日 23時) (
レス) id: a014cb907f (このIDを非表示/違反報告)
理彩(みんな、頑張れぇぇ＼(⌒日⌒）／(プロフ) - はじめまして(*^-^*)学校のカイダンの方も読ませていただいております！海さんの小説、とても面白いです！！占ツクに義太郎の小説がほとんどないので、とっても嬉しいです(≧∇≦)頑張ってください♪更新、楽しみにしてしてます☆ (2015年2月28日 2時) (レス) id: e7d9712832 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2015年2月18日 11時
