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それから数日後、お世話になっているプロデューサーから飲みの誘いがあった。
そこで出会った、まだそんなに有名ではないタレント志望の女の子。
話してみると気さくな子で、聴いてる音楽や、映画の趣味が合って話が盛り上がった。俺はその子と連絡先を交換して家に帰った。
その子から
"今日は楽しかったです。またお話しできたら嬉しいです。"
というメッセージが届いた。
これは脈がありそうだと思った。
正直この子のことを好きかどうかはわからない。
だけど、このまま伊野尾君とこんな日々を過ごしたら、いつか俺は伊野尾君にとんでもないことをしてしまいそうで怖かった。
俺は、
"俺も楽しかった。今度ご飯行かない？予定空いてる日わかったら連絡するね。"
とメッセージを送った。
そして、何回か食事をして、彼女に告白し付き合った。
1番最初に伊野尾君に報告しなきゃと、俺は伊野尾君を食事に誘った。
彼女ができたことを告げると伊野尾君は良かったじゃんと笑顔で喜んでくれた。
その笑顔に、何故か俺の胸は少し、ズキンと痛んだ。
その痛みを誤魔化すかのように、俺は伊野尾君に彼女の話をした。
そして、その日飲んだ後、久しぶりに伊野尾君と添い寝をすることなくお互い自分の家に帰った。
これで良かったんだ。これで。と、俺は自分に言い聞かせた。
そしてその夜、彼女がうちに来て、一夜を過ごした。
胸の中にいる彼女に自分自身がしっかり反応したことに安堵した。きちんと彼女を好きになれてると思った。彼女を抱いた後、彼女を抱きしめながら、彼女の頭を撫でながら。。。
ただ、少しだけ感じる違和感。この香りは何か違う。この抱き心地は何かが足りない。
そう思ってしまった自分の心に蓋をした。きっとまだ抱き慣れていないせい。きっと伊野尾君の抱き心地に慣れてしまっていたからだ、といいわけをして。
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choco(プロフ) - ももさん» いつも読んで頂きありがとうございます。そしてリクエストもありがとうございますm(_ _)m抱き枕の裏ですね！tk sideを書いた後考えてみます！ (2023年2月19日 11時) (
レス) id: dfd7cbf2a6 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんばんは！いつも読ませていただいてます。抱き枕の裏を読んでみたいです。よろしくお願いします！ (2023年2月19日 11時) (レス) id: 1c405d4619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2023年2月11日 21時
