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そんな中、コンサートが終わった後のホテルで、
「なんか人肌恋しくなっちゃって。」
と伊野尾君が俺の部屋に来て、
「一緒に寝ていい？」
と聞いてきた。
「え？」
と俺が驚いてると、
「別に、酔っ払った時も一緒に寝てるんだから同じだろ。」
と言って俺のベッドに横たわる。手でトントンとベッドを叩きながら俺を呼ぶ。
「もう、仕方ないな。」
と俺もその隣で、伊野尾君を抱きしめて眠った。
「ふふ、�睫擇浪兇諒�き枕な。」
なんて言ってくるから、
「俺にとっても伊野尾君は抱き枕だね。」
と言って笑い合った。
でも何となくこの時から違和感を感じていた。
伊野尾君は大事なメンバーであり親友だけど、メンバーで親友でこんなことするってちょっとおかしくないかっていう。そしてもう一つ、伊野尾君を抱きしめる度に自分の鼓動が高なっていることに、俺は見て見ぬふりをしていたんだ。
こうして俺たちは酔っ払ってない日も、お互い人肌恋しくなると、どちらかの家で一緒に眠る機会が増えていった。
そんなふうに何度も抱きしめあって眠っていたある日、また2人で飲んで、飲み足りなくて俺の家で飲み直していた。
案の定、伊野尾くんはまた飲みすぎてうつらうつらしていて。
もう寝ようかと言って、うちに置きっぱなしにしてある伊野尾君専用のスウェットに着替えさせて、何とかベッドまで連れて行った。いつもの如く俺が隣に横になったら抱きついてきた。ここまではいつもと同じ。だけどこの日は相当飲んでしまったのか、俺に抱きついてきた時に、首筋のところにやたらと顔を押し付けてくる。息が首にかかってくすぐったいのと、唇がちょいちょい首の辺りにぶつかる。まるでそこにキスをされているみたいだ。
ちょっとこれは、、、何かヤバいな。
俺も酔っ払っていて、しかも彼女がいないから溜まってるせいもあって、変な気持ちになってくる。少しだけ体を離そうとした時に、伊野尾君が
「たかき。」
と俺の名前を呼んだ。
ヤバ、体離そうとしたからかなと思って伊野尾君を覗き見た瞬間、暖かいものが唇に触れた。
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choco(プロフ) - ももさん» いつも読んで頂きありがとうございます。そしてリクエストもありがとうございますm(_ _)m抱き枕の裏ですね！tk sideを書いた後考えてみます！ (2023年2月19日 11時) (
レス) id: dfd7cbf2a6 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんばんは！いつも読ませていただいてます。抱き枕の裏を読んでみたいです。よろしくお願いします！ (2023年2月19日 11時) (レス) id: 1c405d4619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2023年2月11日 21時
