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一応ダブルベッドではあるからこんなにくっつかなくても男2人で寝られなくはない。でも伊野尾君は離してくれなそうだ。
もう仕方ないな、と俺は腹を括って伊野尾君を抱きしめ返した。伊野尾君からはほのかな甘い香りとお酒のにおいがする。頭を撫でているとすぐに寝息が聞こえてきた。
俺の胸にくっついてる顔を覗き込むと、口を少し半開きにした伊野尾君がぐっすりと眠っている。
髭なんか本当に生えてくるのかよって言うくらい色白で透き通るような肌や、ぷっくりした唇、細いのにふわふわした抱き心地に、伊野尾君が男だということを忘れそうになる。
「可愛い顔して寝ちゃって。」
と思わず呟く。この時はまだ可愛い妹のような存在で、(弟っていうより妹なんだよね。これが)彼女と別れて寂しい時なんだから甘えさせてあげるかくらいの気持ちでいたんだ。
次の日の朝、目が覚めると伊野尾君が、
「え？何で俺�睫擇吠�きしめられてるの。」
なんて言ってきたから、
「いやいや。伊野尾君が昨日離してくれなかったんでしょ？」
って言ったら、
「へへ。そうだっけ？」
と、笑って言ってきた。
「やべ。俺全然覚えてねぇーや。」
と笑いながら言ってくる。
「ま、いいけど。そんなことだろうと思ったし。」
と言ったら、
「でも、�睫擇龍擦涼罎△辰燭�くて気持ちいいかも。」
と言って俺の胸の中に顔を埋めてきた。男にこんなこと言われても普通だったら嬉しくも何ともないのに、伊野尾君に言われると嫌な気がしない。むしろちょっと嬉しくて照れてしまう。
そんなことがあってから、2人で飲んだ日にはどちらかの家で添い寝をするようになっていった。
その時は2人とも付き合ってる子もいなくて、一緒に遊ぶことが多かった。伊野尾君とはお互いのソロを助け合ったりもして、ますます仲は深まっていった。俺の為に忙しい中必死でピアノを練習してくれたり、コンサート中冷たいと動かなくなってしまう手をピアノのソロのためにひっそりと俺に内緒でお湯を張って温めてくれていたり。俺の中で伊野尾君は益々大切な存在になっていった。
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choco(プロフ) - ももさん» いつも読んで頂きありがとうございます。そしてリクエストもありがとうございますm(_ _)m抱き枕の裏ですね！tk sideを書いた後考えてみます！ (2023年2月19日 11時) (
レス) id: dfd7cbf2a6 (このIDを非表示/違反報告)
もも - こんばんは！いつも読ませていただいてます。抱き枕の裏を読んでみたいです。よろしくお願いします！ (2023年2月19日 11時) (レス) id: 1c405d4619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：choco | 作成日時：2023年2月11日 21時
