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次の日から本当に伊野尾君はウェブを毎日更新するようになった。
それこそ、俺が寝る前にウェブを書いている横で、あ、俺も書かないとって言って書き出すこともあった。
お互いが一緒に行ったツーリングの番組の配信日なんて、俺のことをギャルなんて書いてアップするから、思わず反応してしまって、自分のウェブで突っ込んでしまった。
伊野尾君は俺の隣で俺が上げたウェブを見て嬉しそうにクスクスと笑っていた。
「髪切っちゃうの？」
なんて聞かれたから、
「伊野尾君がギャルって言い続けてきたら考えるよ。」
って言ったら、
「ふふふふふ。」
と笑われた。
それまで順調だった。だけど、後もう少しで１週間連続って時だった。その日はどうやらドラマの撮影がハードだったらしい。家に帰ってきたら倒れるようにベッドに潜り込んで寝てしまった。
「伊野尾君、大丈夫？ウェブ更新してないみたいだけど。」
と俺は一応声をかけてはみたけど、
「う、うーん。。。」
と言って、疲れて眠ってしまった可愛い恋人を無理矢理起こす気になれなくて、そのままそっと寝かせてあげることにした。
そして、次の日の朝目覚めた伊野尾君は、
「あーーーーー。」
と凄い声で叫んだ。
「うん？どうしたの？」
俺が伊野尾君の声に驚いて起きると、
「ウェブの更新できなかったぁ。」
と、とてつもなくがっかりした声で呟いた。
「何だ、そんなこと。」
と俺が言ったら、
「そんなこととは何だ。せっかく頑張ってあげてる恋人に対して、その言いようは。どうせ俺が毎日ウェブをアップできるって思ってなかったんだろ。」
と言って、わかりやすく頬を膨らまして剥れた。それがあまりにも可愛くて、寝ぼけていた俺は、思わず頬っぺたを指で突いてしまった。それが更に気に食わなかったようで、、、。
「もう。�睫據�そうやってバカにしやがって。見てろよ。」
と言って、更に拗ねてしまった。その日は前日にあげる予定だった ウェブをアップしていた。内容見たけど、本当にドラマの撮影大変だったんだなぁ。と思って。もう少し言い方があったかなと俺は反省した。
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作者名：choco | 作成日時：2023年1月25日 11時
