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「ちなみにJUMPの中に嫁何人いるんだよ。」
って俺が聞いたら、
「え？伊野尾君だけだよ。他は嫁ってかんじじゃないじゃん。薮君と光君は父母的な感じだし、セブンは皆んな弟、下手すりゃ息子みたいな。」
はぁ。もう本当にこいつ。そう思いながらも俺の顔は自然とニヤついてしまっている。
「じゃあ、そんな嫁がお前の誕生日祝ってやるよ。」
「え？」
「だから、誕生日祝ってやるって言ってんの。一応嫁らしいし。今祝ってくれる奴いないんだろ。別に嫌だったらいいけど。」
tk side
そう言って最後はどんどん声が小さくなっていく。あーそういうことかぁ。。。本当に伊野尾君って素直じゃないなぁ。
「嫌じゃないよ。むしろ嬉しい。楽しみにしてるね。」
「ふぇ？いいの？俺なんかで？」
「え？何で？嬉しいよ。だって嫁に祝って貰えたら嬉しいでしょ。」
と俺が返したら、
「は？何言ってんだよ。全く。覚悟しとけよ。すっげー盛大に祝ってやるからな。」
何て、悪態をついてくるから思わず笑ってしまう。
「ふは。嬉しいよ。本当に。でも伊野尾君も忙しいんだし無理しないで。その気持ちだけで十分だから。伊野尾君とは一緒にいるだけで楽しいし。この前のツーリングも楽しかったぁ。今度はプラベで行こう。」
「え、あ、うん。絶対だかんな。」
in side
俺はこの会話が電話越しで本当に良かったと心から思う。嫁って何だよ。ってか多分俺今茹蛸くらい真っ赤になってると思う。
気が付いたら�睫擇涼太呼�に一緒に過ごすことを取り付けていた。
やっぱり俺にとって�睫擇脇段未如��睫擇砲箸辰討皺兇脇段未任△辰突澆靴い隼廚Α�
でもまぁ嫁って言ってるし特別ってことでいいんだよな。
「伊野尾君。夜遅くに本当にごめんね。声聴けて良かった。おやすみ。」
そんな風に言われて、俺も、
「俺も。声聴けて嬉しかったよ。おやすみ。」
って素直に言ってみる。捻くれて、意固地になっていた俺の心が、たったこれだけの�睫擇箸硫駭辰撚鬚譴討い�。嬉しいって心が喜んでるのがわかる。
「俺って単純。」
思わずそう呟く。薮と光には感謝しなきゃなとちょっと思う。
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作者名：choco | 作成日時：2023年1月25日 11時
