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伊野尾君は満足したのかゆっくり俺から離れて、
「セルフハグもいいけどさ、やっぱり誰かにハグされた方が気持ちいいじゃん。」
と言われた。あ、俺のラジオのやつね。
「どうだったんだよ？」
「ふふふふふ。そうだね。良かったよ。癒された。可愛い女の子だったらもっと良かったんだけどなぁ。」
「はぁー。」
と言ってわりかし本気でどつかれる。
「うそうそ。伊野尾君だから癒された。ありがとう。」
「そんなこという�睫擇砲呂發Δ爾辰討А爾笋辰討笋鵑覆ぁ�」
と言って不貞腐れて、後ろを向いて、俺から離れようとするから、思わず後ろから抱きしめる。
「え？そんなこと言わないでよ。また癒して。伊野尾君が俺のラジオちゃんと聴いてくれてたりウェブも見ててくれて嬉しかったよ。」
と耳元で囁いたら、
「ったくしょうがねぇな。たまにならやってやってもいいよ。」
と言われた。耳まで真っ赤にして。そして猫のようにスルリと俺のハグから逃れていく。
「おはよぉー。」
「おつかれぇ。」
知念と、裕翔が入ってきた。
「あれ？いのちゃんどうしたの？何か赤くない？」
「え？別にどうしもしないよ。」
「たかっくん。何ニマニマしてんのぉー。」
「別にぃ。ニマニマなんかしてないし。ちょっと伊野尾君に癒してもらってただけ。」
「え？なになにぃー。どうやってぇ？」
と裕翔が聞いてくる。
「え？秘密。教えなぁーい。」
と俺が言ったら、
「え？何？いのちゃん教えてよぉ。」
と伊野尾君に駆け寄る。
「は？おい�睫據�、、、ったくそれはなぁ、おりゃー。」
と言って伊野尾君が思いっきり勢いをつけて裕翔の腰を両腕でホールドする。
「何々これ？痛い痛い痛い！」
そしてなぜかそのまま抱き上げる。
「うわぁ。やめてぇー。」
そのままぐるぐる回して裕翔を着地させた。
「どうだぁー。裕翔癒されたか？」
「ふはははは。何これ？全然癒されないよぉ。」
と言って裕翔は笑ってる。
「次は知念にやってやろうかぁ？」
「えー。僕はいいよぉー。遠慮しとくぅ。」
と、伊野尾君は知念に断られてる。
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作者名：choco | 作成日時：2023年1月25日 11時
