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あれから家に帰って、お母さんが帰って来る前に
飾り付けして、お掃除して、
教えてもらいながらお料理も作ってサプライズの用意は
ちょっと失敗したとこもあるけど完璧！！
お姉ちゃんとお母さんが帰ってくるまで
ずーっとウキウキしちゃって
急に見えた"それ"のことなんてすっかり忘れていた
｜｜｜
用意ができてから数分後、お母さんから
〈今から帰るねっ〉
という連絡が入り、大急ぎで料理を温めて、
飾り付けが崩れていないかチェックして
クラッカーを鳴らして驚かせるから、
全ての用意が完璧なのを確認してから
襖の前にスタンバイ。
『楽しみだねっ！！』(微笑
海「そうだねっ！
お母さん喜んでくれるかなぁ…」
『絶対喜んでくれると思うっ！』
海「絶対？？」
『絶対！』(にしっ
「『ふっ』」(くすっ
用意が楽しくて、初めてのサプライズが嬉しくって
どんな反応をするのか楽しみで、
ポジティブな感情が心を全部包んだとき
その知らせは入った。
" お母さんが病院に運ばれた "
そこからは、あんまり覚えてない
身体に力が入んなくて、音が濁って聞こえて
目の前が真っ暗で、嫌な汗が流れて
声が出なくて.
かろうじて覚えてるのは、
お母さんは交通事故で病院へ運ばれたこと
でもそれは嘘だということ
お母さんは両腕をなくしいて、怪我がすごかったこと
お母さんは死んじゃったこと
最後の言葉が私達とお父さんへの言葉だったこと
この5つだけ。
その時の具体的な感情とか、
周りがどんな顔をしてたとか
覚えてなくて。
お母さんの誕生日だったのに。
今日世界で一番幸せになるはずだったのに。
今頃サプライズされて喜んでくれてるはずなのに。
帰ってくるって言ったのに。
そんな思考がぐるぐる回って息がしににくなっちゃて
私は病院に入院した。お母さんが死んだその夜に。
｜｜｜｜
どーも！！
きゅうり同担拒否◀◀◀？？？です！！
作中に出た、"でもそれは嘘だということ"という文
意味不ですよね！！
実はお母さん禪院家の人で一級呪術師だったんですけど
(双子ちゃんに呪力と術式があるのは
禪院家の血筋だから)
任務が終わって家に帰る際、
呪霊に遭遇しちゃって、しかも特級。
表向きには交通事故になってるんですけど、
身内だけには本当のお事を話す事になってたんだって
でも双子ちゃんは、まだ小学二年生で
幼いこともあって、それは嘘だと言うことだけ
にされたんだそうです
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作者名：きゅうり同担拒否 | 作成日時：2023年3月9日 16時
