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手料理 ページ18

私は地方から出てきた大学生。
今日も同級生の中村海人がタダ飯目的で
家にやってくる。



「ねぇ、なんでこんなにご飯美味しいの?」


『なんでって、言われてもな…笑』
『お母さんから教わった味だし…』


「最近コンビニとかで済ませること多かった
から余計に美味しく感じる。」
「Aはこの味で育ったんだ〜」

『海人は東京の育ちだから、お味噌汁とか、
全然違う味だったでしょ?』
『気にならなかった?』

「全く気にならなかったよ。むしろ優しい味って感じで好きだよ」

『そっか、なら良かった』
『どうせ今日も泊まっていくんでしょ?』
「うん モグモグ」

『じゃあ、お風呂洗って溜めなきゃ』
『ちょっと食べててね』
「……」


-お風呂洗い中-

「A〜」
『んー?』
「…遅い」
『あぁ、ごめんね、1人でご飯って寂しいよね』
ギュッ
『ちょ、かいとっ、』
『悪かったから、離して…///?』
「やだ」
「好きだから」
「Aのことが好きだから離さない」
『私も、海人のこと、好きだよ』



「これからもAの美味しいご飯食べられるんだ〜♪」
『まさか、さっきの告白、嘘…?!』
『これからもタダ飯食べようと思って…!?』

「なわけないじゃん。」
「好きな人が作ってくれて、好き同士でご飯を一緒に食べられるのって、すごく幸せ。」
「今までのご飯の3倍美味しい笑」

『2倍じゃないんだ笑』
「それくらい幸せってこと!」



「明日は餃子がいいなーー笑」





Fin.
__________________

確信犯→←ドキドキ



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作者名:おくら | 作成日時:2019年12月4日 2時

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