獣人と･･･ ページ3
ミツバ「･･･」
獣耳･･･獣耳だ･･･
獣人ってもっと恐ろしいものを想像していた･･･
ただ獣耳と尻尾生えてるやつだ･･･
タカヤ「お前･･･触りたいとか思ってるだろ」
ユウト「え、うん思ってるけど。」
ミツバ「ヤメロ」
影山は相当弱ってるようで返事も弱々しい。
タカヤ「･･･影山、取り敢えずコレ。」
神崎はレジ袋を渡した。中には桃缶とポカリが入っていた。影山は軽く礼を言って受け取った。
ミツバ「はぁ･･･とりあえず、ここで立ち話もなんだ。上がれよ」
あら、意外と優しい。
影山の部屋を見渡すと、あまり物は置いていなくて殺風景だった。
ユウト「あれ、同室のやつは？」
ミツバ「あぁ、あいつなら薬買いに行ってくれた･･･」
同室のやつ優しいなー。伊集院だったらそんなことしてくれるかな。あいつの場合風邪薬とか言ってやばい物飲ませてきそう･･･まあいくら何でもそれは無いか
ミツバ「で、なんだよお前ら。何の用だ。」
タカヤ「まあ、弱ってる時に来たことをとりあえず謝っとくよ。悪かった。」
ミツバ「はぁ･･･」
タカヤ「お前が〘その状態〙の時の方がこいつに説明しやすいからな。で、お前に聞きたいことがある。
他種族狩りって知ってるか･･･？」
その時、影山の動きがピタリと止まった。
ミツバ「･･･お前、なんでその名前を･･･」
タカヤ「お前と同じようなものだから、だ。」
ミツバ「なるほど･･･初めて見た時からそんな気はしていたんだ。
普通の人間からそんな血の匂いがするわけねえからな･･･お前･･･」
タカヤ「気づいてたか･･･だが、お前の考えとは少し違う。
俺は･･･
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作者名：桜色クレヨン | 作成日時：2020年2月2日 9時
