95% ページ45
タクシーに乗り込んだら、一気に涙が溢れた。
加奈子さんとのこと、私と付き合う前のことだってわかってる
でも、やっぱり信じてたから
そうだよね、何も無い訳ないのに
都合のいい頭で、ほんと嫌になるよ、
宿った命に罪はないのに
私は最低だ
加奈子さんの目が覚めなければいい
一瞬でも、そう思ってしまった。
こんな私、紫耀くんの隣にいる資格ないよね
過去最低な誕生日だ。
紫耀くんと過ごしたこの、数ヶ月は
本当に、長い夢だったんだね
加奈子さん以外の女の子と接する機会が少なくて
私のこと好きになったって勘違いしてたんだよね
そうだよね、紫耀くん…
夢から醒めた私は、廉のアパートの前にいた。
何時に帰ってくるんだろ、
入口の階段に座っていると
追い打ちをかけるように降り出した大粒の雨
廉にもらったワンピースの色は、どんどん濃さを増していく
急に、雨がやんだと思って
雨か涙かわからないほど
ぐちゃぐちゃになった顔をあげると
「れ、ん…」
傘をさして立つ、廉の姿があった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 591人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うー(プロフ) - 名無し55764号さん» ありがとうございます！続編のパスワード認証は解除しておりますので、是非ご覧ください！感想お待ちしております！ (2018年8月17日 0時) (
レス) id: adcd43954b (このIDを非表示/違反報告)
名無し55764号(プロフ) - ぜひ続編読みたいのでパスワード教えて頂けませんか？ (2018年8月16日 23時) (レス) id: 4d75070005 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - すごく面白かったです！！！ぜひ続編も読みたいのでパスワード教えてほしいです！ (2018年8月16日 13時) (レス) id: d812399cb2 (このIDを非表示/違反報告)
せーな(プロフ) - とても面白い作品でドキドキします！よろしければパスワード教えてください！ (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2504c0ff5 (このIDを非表示/違反報告)
moeka75(プロフ) - とてもきゅんきゅんさせてもらいました！！ぜひ続編も読みたいです！！なのでパスワード教えていただきたいです！ (2018年8月15日 21時) (レス) id: 3f7b3b79bc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うー
| 作成日時：2018年7月21日 18時
