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人があまり来ない知る人ぞ知る川沿いの草むらで、花火を見つめた。
花火には色んな色があるけれど、
わたしは金色のしだれ花火が1番すき。
落ちていく姿もきれいだから。
たくさんの花火がひらいては散っていく。
そんな様子を眺めていたら、なんだか泣きたくなった。
そんな様子に気付いたのか、勝利はそっとわたしにキスをした。
でもそのキスは普段の触れるだけの優しいものとは違って、
荒々しくて、ひどく苦しくて、甘い、
初めてのキスだった。
唇が離れたあと、勝利はそっとわたしに呟いた。
花火はあんなに近くで鳴っていたはずなのに、
わたしの耳には、ぼんやりと遠く遠くで鳴っているように聞こえていた。
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うみ(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!わー励みになります(*^^*)!更新頑張りますね! (2017年9月20日 22時) (レス) id: fd193a6e8e (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 切なくて今一番はまってます!更新楽しみにしてます (2017年9月20日 21時) (レス) id: 70d3780250 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます。嬉しいです!これからも頑張ります(*^o^*) (2017年9月17日 9時) (レス) id: fd193a6e8e (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 言葉が綺麗で引き込まれます!これからも頑張ってください (2017年9月17日 0時) (レス) id: a2613cb03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うみ | 作成日時:2017年9月15日 23時