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元々暑い土地ではなかったはずなのに、近年の異常気象はこんな田舎にも影響を及ぼしていて。
なのにクーラーが壊れてしまったから確かわたしは扇風機をかけていた。だけど扇風機はなまぬるい風をただ混ぜるだけでなんの意味もなかった。
そんな夏の昼下がりだった。
薄いTシャツと短パンで畳の上に寝っ転がって、
Tシャツの裾をばたばたさせて風を送る。
「あっつい…」
むわっと香る、畳のい草の匂いと
生きてることを全身で伝えてくる蝉の鳴き声
遠くから聞こえる、おばあちゃんと誰かの話し声
あの時確かに私は15歳の子供で、
この町が世界のすべてだった。
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うみ(プロフ) - みみさん» ありがとうございます!わー励みになります(*^^*)!更新頑張りますね! (2017年9月20日 22時) (レス) id: fd193a6e8e (このIDを非表示/違反報告)
みみ - 切なくて今一番はまってます!更新楽しみにしてます (2017年9月20日 21時) (レス) id: 70d3780250 (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます。嬉しいです!これからも頑張ります(*^o^*) (2017年9月17日 9時) (レス) id: fd193a6e8e (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 言葉が綺麗で引き込まれます!これからも頑張ってください (2017年9月17日 0時) (レス) id: a2613cb03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うみ | 作成日時:2017年9月15日 23時