Blues4 ページ5
朝、いつもみたいに散歩で海沿いの歩道を歩く。
蒼「…あ」
彼女がいた。
いつものベンチで座っていた。
瑠『もし、私が―――――――たら…』
何か呟いたように聞こえたが、途切れ途切れで聴こえなかった。
心なしか彼女の顔が少し暗く見えた。
蒼「よっ!」
瑠『……よぅ。』
明るめに話し掛けると、向こうは訝しそうな顔をして、小さく返答した。
蒼「また、会ったな。今日も日課の海眺め?」
瑠『まぁ、そう…あなたは何でここに来てるの?』
ぶっきらぼうな口調で彼女は返す。
蒼「俺?んー…初めはトレーニングでここ走ってただけだったんだけど、綺麗だったからさ、景色が。」
瑠『へー、君みたいな人が綺麗とか言うんだねー』
蒼「おい、それどういうことだよ」
瑠『そのまんまの意味』
どうやら俺はバカにされてるらしい。
けっ、別にいいけど。
瑠『今はトレーニングしてないの?』
蒼「あー…俺、足やっちゃってさ、部活やめたんだよね」
→ツギニツヅク
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旅人のコハク(プロフ) - エリジャさん» はわわわ!ありがとうございます!いえいえ、滅相もございません。読んで頂けて嬉しい限りです。こんな私でも参加させて頂ける場があることに感謝です。ご感想ありがとうございました。 (2017年5月19日 22時) (携帯から) (レス) id: 4de78cbbbc (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - こんばんは。この度はイベント参加ありがとうございます!読ませていただきました。とても面白かったです!特にラストは感動ですね!!その文才を分けてほしいくらいです……笑。これからも頑張ってください。改めてありがとうございました!! (2017年5月19日 22時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:旅人のコハク | 作成日時:2017年2月14日 23時