Blues16 ページ17
蒼「俺は事故って意識不明の重体。だから部活をやれるわけがない。これは嘘ついてないだろ？」
瑠『あーまぁ。』
蒼「そして、君が一番気になっていた事だけど、朝にしか来れないのは今は実体のない霊(たましい)だから。」
瑠『でも、触れられるじゃない？』
そう言って彼の肩をポンポンと叩く。
蒼「っ！いきなり触るなよ！」
彼は驚いた顔をして身を引く。
瑠『え、あ…ごめん。』
何か怒っているのか、顔を背ける彼。
耳が赤くなっている。
だが、「別にいい」と許してくれた。
蒼「触れるのは影にいて、かつお前が俺の存在を強く意識しているから。影の中なら俺は見えやすい。だけど、日向に出たら…俺は消える。」
彼は朝日が作るキョウチクトウの影を練り歩いてみせる。
瑠『それは…見えなくなるだけってこと？』
蒼「いや、消滅する。霊(たましい)自体が。」
ストンとまたベンチに座って、ふぅと溜め息を吐く。
蒼「これでお分かりいただけたか？」
分かったけど、何だか妙な気分になった。
だって、君が消えてしまうかもしれないなんて聞いたら、嫌じゃないか―――。
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旅人のコハク(プロフ) - エリジャさん» はわわわ！ありがとうございます！いえいえ、滅相もございません。読んで頂けて嬉しい限りです。こんな私でも参加させて頂ける場があることに感謝です。ご感想ありがとうございました。 (2017年5月19日 22時) (携帯から) (
レス) id: 4de78cbbbc (このIDを非表示/違反報告)
エリジャ(プロフ) - こんばんは。この度はイベント参加ありがとうございます！読ませていただきました。とても面白かったです！特にラストは感動ですね！！その文才を分けてほしいくらいです……笑。これからも頑張ってください。改めてありがとうございました！！ (2017年5月19日 22時) (レス) id: 3c22eecada (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：旅人のコハク | 作成日時：2017年2月14日 23時
