silent threat ページ14
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6月も終わる頃。
働いていたときは、朝は冷たい水で目をこじ開けるし、夜は帰ったら手早く着替えてすぐにでもベッドに入りたかった。
でも最近は、夜は12時くらいには眠りにつくし、朝は勝手に目が覚める。
1日の食事はきっちり3食、ゆっくり家事をしても時間は余裕で、時々映画やドラマを見たりなんてこともある。
今日も朝8時には目が覚めたから、都心のデパートで兄弟の誕生日にあげるものを探しに行こうと10時に家を出た。
地元と違って明らかに人が多い都心。
今まで一人で出かける機会なんてほとんどなかったから、電車の乗り換えすら少し緊張したけど、何とか目的地に到着。
メンズの服だったりアクセサリーだったり日常使いできる小物だったり。
身につけている姿を想像しながら、似合いそうなものをいくつか見繕って購入した。
その後はカフェでお昼を食べて、気になっていた映画をみて、買えていなかった好きな作家さんの新刊を買って。
やりたいことが全部できたすごく充実した一日だった気がする。
両手にショッパーを抱えて、最寄り駅から家までの道を歩く。
買い物に夢中になっていたせいか、気づけばもう空は暗くなっていた。
大通りから1本入った裏道だからか、辺りはシンと静まり返っていて、自分の足音と紙袋同士が擦れる音がやけに大きく聞こえる。
ふと後ろから足音が聞こえた気がして、背後に意識を集中させる。
ジャリ、ジャリ、と、靴と地面が擦れる音。
おもむろに歩くスピードを変えると、足音それに合わせてきこえる。
気のせいだと思いたくて、意を決して後ろを振り返ってみても誰もいない。
気味が悪くなって、とにかく急いでマンションまで走って部屋に駆け込んだ。
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な ず な *(プロフ) - Chocoさん» コメントありがとうございます！返信遅れてしまい申し訳ないです🙇♀️turning pointはこだわってページを作ったのでとても嬉しいです！ご指摘の通り重複していましたので修正しました。これからもよろしくお願いいたします！ (12月31日 22時) (
レス) id: 330d3df44c (このIDを非表示/違反報告)
Choco(プロフ) - 1話に魅せられ楽しく作品を読ませていただいてます！そういうお話の構造だったら申し訳ありませんが「a life only of the once」からのお話に重複部分があると思うのですがこれは意図的な重複なのでしょうか？これからもお話の続きを楽しみにお待ちしております。 (10月25日 20時) (レス) id: a503f63cd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な ず な * | 作成日時：2023年2月23日 16時
