【64】終わり ページ14
A side
とうとうこのライブが終わってしまう。
最後のフレーズを歌い上げ、楽器隊の演奏が終わった。
｢｢｢｢｢｢｢｢『ありがとうございましたー！！！』｣｣｣｣｣｣｣｣
頭を下げると楽器隊が音楽を奏でる。
そして僕らが幕に入り、CD音源に切り替わる頃、観客席からアンコールの声が上がった。
『嬉しいもんですね』
｢開催者側の気持ち、わかった？｣
『はい
＿＿＿＿最高の気分です！』
僕らは早着替えを行い、アンコール用に用意した煌びやかな衣装に身を包んだ。
着替え終わった時。後ろから声が聞こえた
｢ピースくん｣
振り向くとそこには衣装から着替え終わったメガテラさんが良かった。
『はい！！今日はありがとうございました！！』
｢いいや、こちらこそ。こんな沢山の人の前で歌うなんて思ってもいなかったけど……いいもんだね｣
そういうメガテラさん。けど、僕には伝えたい言葉があった。
『メガテラさんの歌声は、もっともっとたくさんの人に届いて欲しいものですよ』
一ファンとして。僕はそういった時スタッフさんに呼ばれその場を足早に去った。
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
１＋１＝１ side
アンコールの声が会場を揺らす。
こんな大きなライブを同い年のやつが開催した。
そう思っただけで、なんだか胸が高鳴った。
やろうと思えばなんでも出来るだと、彼が実際にステージに立って教えてくれた。
『お待たせしました！アンコールのお時間です！！』
彼がそう一言を放つだけでまた、会場が揺れる。
地響きのようにも思えるそれが僕にとっては彼を誇りに思う反面、悔しかった。
俺も、頑張らないと。
｢｢｢｢｢｢｢｢｢｢エフピーエス！！｣｣｣｣｣｣｣｣｣｣
Aは全力で観客席の間を駆け回る。
そして撃たれた振りをしたり、撃つ振りをしたりとする度に観客から笑い声が溢れる。
そして俺にも自然と笑みが浮かんだ。
｢頑張ろう｣
あいつには誰かを笑顔にする力がある。
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雨音 uto(プロフ) - なーなー。さん» 上から目線でしたら申し訳ありません。 (2020年10月29日 22時) (
レス) id: 975f6eaeb1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音 uto(プロフ) - なーなー。さん» 何を認めるかは自分次第ですが、どんな所でもいいです。強いところ、弱いところ、得意なこと。自分にスポットライトを当ててみてください。人は誰しも違い、違う心の素顔を持っています。これから先、なーなーさんの素顔が無いものにならないように。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 975f6eaeb1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音 uto(プロフ) - なーなー。さん» コメント、ありがとうございます。これはただの私の独り言なのですが、人は色々な場面で違う仮面を被っている生き物だと思います。親の前、先生の前、友達の前。少しだけ、分厚いものでなく薄い仮面にしてみてはいかがでしょうか。少しだけ、自分を認めて上げてください (2020年10月29日 22時) (レス) id: 975f6eaeb1 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー。 - 一気読みさせていただきました。不登校でもいじめにあっているわけでもないものの、貼り付けた仮面で過ごしている自分にとって音楽は心の支えです。主人公と作者さんの前向きに努力する姿を見て自分も頑張らないとと思いました。素敵な作品をありがとうございました。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 3485a9157f (このIDを非表示/違反報告)
あーやんの向日葵畑(プロフ) - 雨音 utoさん» ありがとうございます！外伝に是非起用しますね！ (2020年10月15日 11時) (レス) id: 5447677fd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 x他1人 | 作成日時：2020年9月24日 0時
