【61】きゃー！！(裏声) ページ11
ピース side
流れ始める音楽。
ベース、ドラムの音と共に聞こえてくるファンの声。
高まる雰囲気に鼓動が跳ねた。
このライブのために特別に書き下ろしたNo vocalのこの曲は、まふさん得意の和ロックをベースに編曲を僕が行った。
『夏祭り開催だぁぁあ！！！！』
｢おらおらおらおら！！！！｣
このライブに参加しているそこの貴方。
｢なんちゅう始まり方や｣と思ったでしょう。
そりゃそうだ！！お祭りなんだよ！！遊んでどんちゃん騒ぎするのがテーマです！！
ポップアップで飛び出したまふさんと僕はマイク片手に、会場に広がる花道を歩いていく。
向かいからは、同じタイミングでバクステからポップアップで出てきた天月さんとそらるさんも同じようにセンステまでファンサをしながら歩いてきている。
『絶景ですよ！！まふさん！！』
｢なんかもう泣きそうなんだけど｣
｢泣くにはまだ早いぞ｣
暗転したメンステ。そこにゆっくりと現れる四人の影。ここぞとばかりに内ポケットからペンライトを取り出してメンステに向かって振る
『きゃあｯ！！(裏声)』
「ちゃっかりペンラ持ってるし！！｣
どっと笑いが起きる会場。
メンステが暗転からライトが当たり浦島坂田船の四人が姿を現すと笑いが歓声に変わる。
ファンサをし歩いてくる浦島坂田船。
センステに着くと、僕の肩に腕を回してセンラさんが言う。
｢ピースのペンラカラー、白やんか…なぁ？俺にしとき？｣
｢なぁ、俺にするよな？｣
｢ちげぇだろ。俺にしろ｣
｢ちょ！なんでよ！！＿＿＿＿僕にしてよ｣
坂田さんが耳元で言うもんだから、耳がくすぐったい。『くすぐったいです…』と言えば｢耳弱いんやなぁ｣と言われてしまい顔が赤くなる
ｷｬｰ!!
歓声が上がるが無視無視！
『あとは…luzさんとnqrseさん、Souさん…と、シークレットゲストが今日は二人です！！』
｢お、来たんじゃない？｣
そういいそらるさんが上手側を見る。
｢新商品、なかなかよくない？｣
｢可愛いでしょ。この服｣
｢たけ、、高い…｣
そこには移動ワゴンに乗った御三方。
全員集合まであと二人。
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雨音 uto(プロフ) - なーなー。さん» 上から目線でしたら申し訳ありません。 (2020年10月29日 22時) (
レス) id: 975f6eaeb1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音 uto(プロフ) - なーなー。さん» 何を認めるかは自分次第ですが、どんな所でもいいです。強いところ、弱いところ、得意なこと。自分にスポットライトを当ててみてください。人は誰しも違い、違う心の素顔を持っています。これから先、なーなーさんの素顔が無いものにならないように。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 975f6eaeb1 (このIDを非表示/違反報告)
雨音 uto(プロフ) - なーなー。さん» コメント、ありがとうございます。これはただの私の独り言なのですが、人は色々な場面で違う仮面を被っている生き物だと思います。親の前、先生の前、友達の前。少しだけ、分厚いものでなく薄い仮面にしてみてはいかがでしょうか。少しだけ、自分を認めて上げてください (2020年10月29日 22時) (レス) id: 975f6eaeb1 (このIDを非表示/違反報告)
なーなー。 - 一気読みさせていただきました。不登校でもいじめにあっているわけでもないものの、貼り付けた仮面で過ごしている自分にとって音楽は心の支えです。主人公と作者さんの前向きに努力する姿を見て自分も頑張らないとと思いました。素敵な作品をありがとうございました。 (2020年10月29日 22時) (レス) id: 3485a9157f (このIDを非表示/違反報告)
あーやんの向日葵畑(プロフ) - 雨音 utoさん» ありがとうございます！外伝に是非起用しますね！ (2020年10月15日 11時) (レス) id: 5447677fd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 x他1人 | 作成日時：2020年9月24日 0時
