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(uno-side)
にっしーと部屋を交換した翌日。
起床して、荷物を纏めてた私と千晃の部屋に、にっしーと詩は一緒にやって来た。
宇「まだ熱高いじゃない。出発まで部屋で寝てたら？」
西「俺もそう言ったんだけど、どうしても２人には直接伝えたいって言うから」
伊「直接……って、ねえ……まさか、」
千晃が、どこか期待のこもった声音でそこまで言うと。
「うん……付き合うことに、なりました」
伊「……」
小声で告げた詩に。
千晃は既に閉まってはいる扉の鍵をしっかりと閉めると、興奮したように詩に抱き着く。
伊「おめでとう！」
「あ、ありがとう…」
照れたようにはにかむ詩を、にっしーは愛しそうに見つめていて。
伊「まさか本当にくっつくなんて！ね、宇野ちゃん…………宇野ちゃん？」
西「ちょ、宇野ちゃん何で泣いて…？」
宇「……え？」
言われて初めて、自分が涙を流していた事に気が付いて。
「実彩子…？」
宇「ぅ……うぅ」
西「何で号泣！？」
それを自覚すれば、更に溢れて止まらなくなる。
宇「……った」
西「え？」
宇「よかっ、た…ね……っ」
──私、嬉しいんだ
嬉しくて泣いてるんだ、と気付いて。
もう恋愛するつもりはないと、ハッキリ拒絶していた、数年前の詩を思い出した。
勿論、人生は恋愛が全てじゃないから、それを押し付けるつもりはなかったけれど。
あれから詩の周りで色んな出来事があって、詩の気持ちにもゆっくりと変化が訪れたんだろう。
──親友が誰かのものになるっていうのは、ちょっとだけ寂しいけど
少しの寂しさと、それ以上の喜び。
「実彩子、ありがとう」
嬉しそうに微笑んだ詩は優しく私を抱き締める。
回された腕は、熱で熱くて。
宇「もう…っ折角おめでたいんだから、早く体調治してよ」
「うん」
互いの額を当てて、泣きながら笑いあった。
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海(プロフ) - 海音さん» ありがとうございます！次章もマイペースに更新していきたいと思っておりますので、またよろしくお願い致します！ (2020年2月20日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます！すごく面白いです!!次の章も楽しみです！これからも頑張ってください!! (2020年2月19日 23時) (レス) id: 8f38073b2c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» かなり長かったと思うのですが、ありがとうございます！マイペースな展開と更新になりますが、これからも頑張って参りますので、お付き合い頂ければ嬉しいです！ (2019年12月14日 18時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最初から一気に読んじゃいました！笑 とっても面白かったです！ これからも頑張ってください！ (2019年12月14日 16時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ＥＹさん» ありがとうございます！ゆっくりで良いとお気遣いまでして頂き、本当に嬉しいです。マイペースに頑張って参りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月9日 18時
