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(youーside)
それからお姉さんはフレンドリーに色んな話をしてくれて。
ふと。
「お父様はどんな方なんですか？」
何気なくそう聞くと、ビシリと固まってしまった。
「？…あの、」
姉「あー…うん……えっと、お堅ーい男……？」
「真面目な方なんですか？」
姉「古風って言えばいいのかな？女は家で家事をすべきだって考えで、隆の芸能界入りにも猛反対だったんだけど…」
「！」
よりにもよって私は、お父様の1番嫌いなタイプの人間なのではないか。
そう思った不安が伝わったのか、お姉さんは私を安心させるように笑う。
姉「まあ、筋が通ってる人の事は好きみたいだから、多分詩ちゃんの事も気にいるはず！」
「…でも私、家庭に入る事は…今は考えられなくて、」
姉「そんなのあたしだってそうよ？働きながら子ども育ててるもん。今日は旦那の実家の方に行ってるけど。あ、今度家にも遊びに来てね」
「え、じゃあお姉さんだけ私の為に…？」
私が一緒に帰ってこなければ、お姉さんは旦那さんの実家に行けたのではないか。
そう考えた私に、お姉さんは首を横に振る。
姉「良いの良いの。いつだって行けるし、今日は隆が彼女連れて帰ってくるって言ったら、いつ会えるか分かんないからそっち優先しろって、旦那が言ってくれたの」
「…すみません」
姉「んーん。ま、娘のあたしもこんな感じだし、詩ちゃんも気楽に父さんと話してね！」
そう言っていた話題のお父様は。
丁度夕飯ができた頃に、帰って来られた。
「初めまして、隆弘さんとお付き合いさせて頂いています、綾瀬詩と申します。本日はお招き頂きありがとうございます」
父「……」
無言のまま小さく頷いたお父様に、お姉さんが口を開く。
姉「ちょっと、もっと愛想良くしてよ！将来の娘になるかもしれない子だよ？」
父「そんな挨拶で来たわけじゃないだろう。お前こそどうしてここにいる？旦那と子どもはどうした」
私にした説明と同じように返したお姉さんに、お父様は呆れたように嘆息した。
西「父さん、ただいま」
父「…ああ」
隆弘に対しても何処か素っ気ないお父様は、着替えて来るとリビングを後にする。
母「お腹空いたわね。ご飯にしましょう！」
明るく言ったお母さんに促されて、皆で手分けして配膳をしていった。
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海(プロフ) - 海音さん» ありがとうございます！次章もマイペースに更新していきたいと思っておりますので、またよろしくお願い致します！ (2020年2月20日 20時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
海音(プロフ) - 楽しく読ませて頂いてます！すごく面白いです!!次の章も楽しみです！これからも頑張ってください!! (2020年2月19日 23時) (レス) id: 8f38073b2c (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ゆうさん» かなり長かったと思うのですが、ありがとうございます！マイペースな展開と更新になりますが、これからも頑張って参りますので、お付き合い頂ければ嬉しいです！ (2019年12月14日 18時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最初から一気に読んじゃいました！笑 とっても面白かったです！ これからも頑張ってください！ (2019年12月14日 16時) (レス) id: 3d09ff0bd0 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ＥＹさん» ありがとうございます！ゆっくりで良いとお気遣いまでして頂き、本当に嬉しいです。マイペースに頑張って参りますので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年11月9日 18時
