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(atae-side)
いつか全員でメインボーカルを。
まだAAAがデビューする前、遥か昔に詩が言った目標を、俺自身も何処かでずっと持っていて。今日のこの日をホンマに楽しみにしてた。
末「風に薫る夏の記憶 想い出は遠きSummer Days」
與「永久を誓う淡い気持ち 始まりはそんなSummer Night」
「もう一度あの夏に巡り会えたとしても また君の手を強く握りしめて良いよね」
自分のカラーのドアにもたれかかりながら、目を閉じて歌う詩。
全員ではないけれど、俺も秀太も、詩も。
今までになかった、３人で歌うこの瞬間を心から幸せに思ったんやろう。
.
(you-side)
自分なりに気持ちよく、そして、秀太や真司郎と心地よく歌声を重ねて。
風薫を歌い終わって、舞台からはければ。
衣装がえをしながら、暫くは一休みができる。
待機しながら、次の曲のdramaのイントロが流れるのを聞いた。
西「いつも一人きりで帰る君 隣が空いてるならいさせて」
宇「用もないのに急に何で？」
西「だって」
──やっぱり、この２人の歌声は凄く相性が良い
元々dramaはにっしーと実彩子が歌う予定だったものだけに。
──何だか、今更ながらに申し訳なくなるな
少しの罪悪感と。
──そこは、前は私の居場所だったんだよな
あのツアーはもう戻ってこないのだという寂しさ。
西「君の声を聴かせて」
宇「君の瞳にいさせて」
西宇「「もっと」」
大好きな２人の歌声。
この歌を、聴きたいと。
そう思って、だっちゃんと作った筈だった。
西「少し遠くを見た君が綺麗で」
宇「本当はすぐに甘えてみたいけど」
──どうして、
與「詩、どうかしたん？」
「……え？」
キョトンと見返した私の目の下を、真司郎がそっと拭ってくれる。
與「何で泣いてんの？」
「あ、れ…」
言われてみて初めて、涙が１つ溢れていた事に気が付いて。
「……感動、しちゃったのかな」
與「…詩が感動してどうすんねん」
しっかりしいや、と。
何処か優しく、だけどぶっきらぼうに肩を叩く真司郎の優しさに、また胸が痛くなった。
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海(プロフ) - きこさん» ありがとうございます！9thもマイペースではありますが頑張って更新していきたいと思いますので、またよろしくお願い致しますm(__)m (2019年11月1日 19時) (
レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
きこ - ほんとにこの話大好きです！いつも楽しく読ましていただいてます。9thも楽しみに待っているので頑張ってください！！ (2019年11月1日 0時) (レス) id: b62633c036 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 迷える小熊さん» ありがとうございます！綾瀬に感情移入して下さってるという事で、とても光栄に思います。２歩進んでは１歩戻って、また進んで…という子なのですが、持ち前の努力する力はぶれずに描いていきたいと思いますので、これからもよろしくお願い致します！ (2019年10月30日 21時) (レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
迷える小熊 - いつもドキドキしながら読ませていただいています。何回も読み返していてその旅に大号泣。詩のように努力家になりたいって感情移入しちゃうほどです。これからも更新楽しみにしています。頑張ってください！応援してます！！ (2019年10月30日 4時) (レス) id: c3a588e705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2019年7月10日 22時
