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(atae-side)


メンバー全員揃っての打ち合わせの日。



與「…何か空気重ない?」


伊「私もそう思う」



打ち合わせは淡々と進んでいて。



いつもは和気藹々と進むけど、今日は何処か空気が重い。




今は小休憩中で。



千晃と一緒に周りを見渡しながら、こそこそと会話をする。



與「おかしいのって西島と直也くんと…詩?」


伊「リーダーと詩は何か困ってるって感じ……おかしいのはにっしーじゃない?」



千晃の言葉に、確かにと頷く。




──西島が不機嫌なんや



思い返してみると。


打ち合わせが始まる前、いつもは詩にアピールしつつ、隣の席に座ろうとするあいつが、今日は離れた席に座っていて。



詩が何か意見すれば、いつもは物凄い熱量で賛成なり反対なりする奴が。


今日は「うん」「それ、変」だけだったり、最悪何も意見しない時だってあった。



──詩が何かしたんか?



詩が怒らせるなんてあんまり想像できんけど、と様子を窺っていると。



「……、」


詩は詩で、訳がわからないと戸惑った様子で西島を見ていて。



日「詩、作詞は順調?」


「え、あー…ちょっと行き詰まってるところかな」



見かねた日高がフォローするように詩に話題を投げ掛ける。



でも相変わらず、西島は会話に入ろうとせんくて。



末「作詞?」


「うん。今回テーマが定められてるんだけど、中々ぴんとこなくて」


日「失恋と家族がテーマで2曲だったよな」


末「詩が作詞で苦労するって珍しいな」


「今まではマイペースにやってたけど、期限が決まってたらそうもいかないから」



秀太も入って、3人だけで会話していた。




一方西島の隣には実彩子ちゃんが静かに座ってて。



西宇「……」



何をするでもなく無言なのが見てられんかった。



何処かに移動するでもなく、かといって話し掛けるわけでもなく。



見守るようにただ隣にいる実彩子ちゃんは、らしいと言えばらしいけど。





伊「ね、リーダー…何か知ってる?」



俺が無言で様子を見てると、隣にいた千晃が直也くんに聞いていて。



浦「あー…」



苦笑した直也くんが何か知ってるんか、と俺も口を開きかけたとき。






「にっしー、こういうときってどうするべきかな?」



確かに西島に向けた詩のその言葉に、会議室が静まり返った。

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(プロフ) - くみさん» ありがとうございます!楽しんで頂けて、とても嬉しいです♪しかもかなり長かった筈なのに一気読みして頂いたとは…!本当にありがとうございます!マイペース更新ですが、これからも精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致しますm(__)m (2019年6月22日 8時) (レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - ものすごく楽しいです!!昨日から一気に読んでしまいました!これからも楽しみにしてますね! (2019年6月21日 12時) (レス) id: 9ac3551b76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月24日 19時

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