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(sueyoshi-side)


「じろーくんは何ちゃい?」


與「何歳やと思う?」


「えーと、……えー? 14ちゃい…?」


與「良い子やなぁ。そうやで、じろーくん14歳」



宇「騙されないで詩!真司郎そんな若くないから」


伊「おじちゃんって呼んじゃいな!」


與「俺がおじちゃんやったら2人はおばちゃんやからな!?」



キャッキャッと楽しそうな空間が続く横で。





西「……」



西島が只ジッと見守っていた。



末「西島、大丈夫か?」



色んな意味で混乱してそうなそいつに声をかけると。



西「……うん。ちょっと、現実が受け入れきれないだけ」



戸惑ったように頷く。



と、そこへ。





「だいじょーぶー?」


西「え、あ……うん」


「おにーちゃん、だれー?」



いつもは詩に対して積極的に近付いていくけど、流石の西島も相手がいきなり子どもになってしまうと戸惑うらしい。



西「西島、隆弘…」



ボソリと何故かフルネームで呟く西島に、詩は首をかしげる。



「に、しぃま…たかいお?」


西「……隆弘な。た、か、ひ、ろ」



舌ったらずな詩に少し噴き出した西島は、さっき宇野ちゃんがやっていたようにもう一度ゆっくりと繰り返す。



「たーかーいーろー?」



どうしても‘ひ’が言えないらしい詩に、西島が小さく笑った。





浦「困惑してたみたいだけど大丈夫そうだな」


日「ああ」



緊張が溶けた様子の西島に、俺達も安堵の息を吐く。





西「そうだな……じゃ、にっしーって呼んで」


「にっちー!」



西「……………………拐おう」



「「「やめろ!!」」」



緊張が溶けたのは良いけど、今度は危うい発言をし始める西島に、全員が突っ込んだ。

3→←小さな君



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(プロフ) - くみさん» ありがとうございます!楽しんで頂けて、とても嬉しいです♪しかもかなり長かった筈なのに一気読みして頂いたとは…!本当にありがとうございます!マイペース更新ですが、これからも精一杯頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致しますm(__)m (2019年6月22日 8時) (レス) id: 00727ba42b (このIDを非表示/違反報告)
くみ(プロフ) - ものすごく楽しいです!!昨日から一気に読んでしまいました!これからも楽しみにしてますね! (2019年6月21日 12時) (レス) id: 9ac3551b76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年3月24日 19時

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