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(nishijima-side)
西「いけそう？」
ス「バッチリです」
客席から戻ってきたスタッフに確認をとって、一旦安心する。
少し前から詩以外のメンバーで練っていた、ある計画。
いつかはこんなことをやりたいと、ずっと思ってたから。
やっと実現できる今年を、嬉しく思う。
でも、ちょっと気にかかることもあって。
詩が何処かおかしい。
それは少し前から感じていたこと。
保護者である高倉さんが亡くなって、その事が詩に少なからず影響してるんだろう。
紅白が終わって、ライブ会場に移動する間の詩の表情は、ずっと緊張したように固くて。
──ここまで緊張してんの、珍しいな
なんて思いつつ、最近の詩の事もあるから、それでも仕方ないとは思う。
……結局、俺が詩との距離を縮めたいと思っても、なかなか上手くはいかなくて。
でも今までもそうだったから、今さら焦っても仕方ないのかと、どこか諦めのような感情もあって。
とにかく今日は。
詩にとって、素敵な日になればいい。
ライブが始まって、いつも通りの笑顔を浮かべる詩を見て、そう思った。
ステージに立てば、詩は本当にいつも通りで。
歌も、MCも、いつもとは違うお正月らしいことも。
末「お前ら盛り上がってるかー！？」
「まだまだ楽しんでいくよっ！」
深夜テンションで、珍しく詩がファンを煽っている姿も。
──ああ、好きだなぁ
心の奥でそんな事を思って。
それでもメンバーとして、詩の肩を組めば、案の定上がる悲鳴とも言える歓声。
でも、もう俺も詩もメンバーも慣れたもので。
何より、詩が笑ってくれるならそれで良い。
心から、感じたこと。
.
あっという間にアンコール。
ハリケーン・リリ、ボストン・マリの後奏を聴きながら、客席の様子を見る。
楽しんでタオルを振ってる皆だけど、少し楽しげに隣の人と話している人もいて。
チラリと横を見れば、宇野ちゃんと直也くんと目があって、悪戯っぽく笑いあった。
そして、MCに入ると同時に。
突然、会場の電気がすべて落とされて。
「え……！？」
静まり返った会場に、驚く詩の声だけが聞こえた。
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海(プロフ) - めいさん» 連載を始めてからかなり長くなりますが、ずっとお付き合いして下さりありがとうございます！お待たせしてしまい、すみません…。明日の夜頃に続編を出したいと思っておりますので、またよろしくお願い致します！！ (2019年3月23日 22時) (
レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
めい - こんにちは！このシリーズがではじめてからずっと読んでます！続きが気になりすぎて来る度に毎回読み直してます！お忙しいかもしれませんが更新楽しみに待っています！ (2019年3月22日 16時) (レス) id: 9ffa7d3de5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - きこさん» 勿体ないお言葉をありがとうございます(ToT)マイペースですが、楽しんで読んでいただけるようこれからも頑張ります！ (2018年12月29日 10時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ららさん» その予定ではありますが、何しろ私のお話は驚くほど展開がゆっくりなので、まだまだお話は長くなる予定です。様々な波乱も起きつつ、マイペースに進んで参りますので、お付き合い頂ければ幸いです！ (2018年12月29日 10時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
きこ - このお話1番好きです！これからも頑張ってください！ (2018年12月27日 22時) (レス) id: 5d0b75568f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2018年12月9日 21時
