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(you-side)
莉子さんの手術はもう終わっていて。
その日はもう帰るしかないから、リーダーと別れた私は、家に帰る気にもなれなくて、夜中の公園に意味もなくやって来た。
ブランコに腰掛けて見上げると、夜空には幾つかの星が見えて。
──リーダー、何も言わなかったな
ボンヤリと別れ際を思い出す。
ごめんなさい、と咄嗟に呟いてしまった私に、リーダーは何も言わずに顔を歪めただけだった。
そのまま帰ることになって。
浦「気を付けて帰りなよ」
それだけ告げて、去っていったリーダーに、胸が痛んだ。
──私のせいだ
──私のせいで、莉子さんが…
別にリーダーに責められたわけじゃない。
だって、彼は絶対にそんな事を言う人じゃないから。
……ただ、私が私を許せないだけ。
「……」
──目の前で、誰かが不幸になるのを見るのは、何回目だろう
思えば、子どもの時から私は、誰かを幸せにするよりも、誰かを不幸にする事の方が多かった。
私が今ものうのうと音楽に携わってる事が許せないと、
そう言った美織さんの言葉を、今は否定できそうにもない。
──今回の事故は、仕組まれていた
──なら、犯人は誰？
そんな事、考えたくもないけれど。
「私が……何とか、しなきゃ」
これ以上被害を出したくないから。
これ以上、誰かを傷付けたくはないから。
ズッシリと心に重石が乗っかったかのような感じがして。
動く気にもなれず、ただブランコに座って、夜空を眺めていたのだった。
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海(プロフ) - めいさん» 連載を始めてからかなり長くなりますが、ずっとお付き合いして下さりありがとうございます！お待たせしてしまい、すみません…。明日の夜頃に続編を出したいと思っておりますので、またよろしくお願い致します！！ (2019年3月23日 22時) (
レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
めい - こんにちは！このシリーズがではじめてからずっと読んでます！続きが気になりすぎて来る度に毎回読み直してます！お忙しいかもしれませんが更新楽しみに待っています！ (2019年3月22日 16時) (レス) id: 9ffa7d3de5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - きこさん» 勿体ないお言葉をありがとうございます(ToT)マイペースですが、楽しんで読んでいただけるようこれからも頑張ります！ (2018年12月29日 10時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ららさん» その予定ではありますが、何しろ私のお話は驚くほど展開がゆっくりなので、まだまだお話は長くなる予定です。様々な波乱も起きつつ、マイペースに進んで参りますので、お付き合い頂ければ幸いです！ (2018年12月29日 10時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
きこ - このお話1番好きです！これからも頑張ってください！ (2018年12月27日 22時) (レス) id: 5d0b75568f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2018年12月9日 21時
