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(nishijima-side)
やってしまった。
昔から、仕事の事になると歯止めがきかなくなる。
千晃が詩を連れていって、残ったのは後悔。
末「……」
何も言わずに嘆息する秀太に、余計に後悔が募る。
與「アホやなぁ」
西「……」
與「後で謝りや」
脇から出てきた真司郎に言われて、何も言い返せないでいると。
日「で、直也くんはさっき、詩に何言ったの？」
いつの間にか千晃と詩以外のメンバー全員が集まっていて、日高が口を開いた。
浦「……今はリハだから」
続けよう、と言う直也くんに皆も沈黙して。
誰も口を挟めないままに、リハは続く。
途中で千晃が戻ってきて。
明日には完璧にするから、と詩が先にホテルに帰った事を聞いて。
何かが噛み合わない、そんな気まずい空気のまま、淡々とリハは終わる。
「「お疲れさまでした」」
これで明日、大丈夫なのか。
詩の事は勿論、グループ全体がバラバラになる。
ス「明日、ヤバくない？」
ス「綾瀬さんも、明日出れるのかな」
──俺のせいだ
元々の原因を辿れば、別の理由があるのかもしれない。
だけど、切っ掛けになったのは間違いなく俺だ。
俺の中で詩は、１人の女性であると同時に、大切な仲間でもある。
メインボーカルからコーラスを専門として、詩は見事にやりきっている。
拘りが強い俺は詩に対して、ああだこうだと注文をつけてしまう事もあるけど、その一つ一つに詩は丁寧に答えてくれる。
詩は強くて、努力家で、才能に溢れた……そんな、信頼できるメンバー。
……それに、甘えすぎていた。
.
日「で、聞かせてくれるのかな。さっき、何があったのか」
楽屋に戻って、詩を除いた7人が揃う。
日高の視線の先は当然直也くんで。
日「詩が歌えなくなった理由、考えたら…直也くんと２人で遅れてきたあの時くらいしか思い当たるのがないんだよね」
浦「分かってる……話すよ」
直也くんから語られた一連の事に、俺達は思わず言葉を失う事となる。
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海(プロフ) - めいさん» 連載を始めてからかなり長くなりますが、ずっとお付き合いして下さりありがとうございます！お待たせしてしまい、すみません…。明日の夜頃に続編を出したいと思っておりますので、またよろしくお願い致します！！ (2019年3月23日 22時) (
レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
めい - こんにちは！このシリーズがではじめてからずっと読んでます！続きが気になりすぎて来る度に毎回読み直してます！お忙しいかもしれませんが更新楽しみに待っています！ (2019年3月22日 16時) (レス) id: 9ffa7d3de5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - きこさん» 勿体ないお言葉をありがとうございます(ToT)マイペースですが、楽しんで読んでいただけるようこれからも頑張ります！ (2018年12月29日 10時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - ららさん» その予定ではありますが、何しろ私のお話は驚くほど展開がゆっくりなので、まだまだお話は長くなる予定です。様々な波乱も起きつつ、マイペースに進んで参りますので、お付き合い頂ければ幸いです！ (2018年12月29日 10時) (レス) id: fc74eeea72 (このIDを非表示/違反報告)
きこ - このお話1番好きです！これからも頑張ってください！ (2018年12月27日 22時) (レス) id: 5d0b75568f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2018年12月9日 21時
