淡恋 _ｱﾜｺｲ_ 【zm】 (ページ35)

今日:12 hit、昨日:4 hit、合計:4,570 hit

after story ページ35

＿＿＿"あの日"から、はや1年、

白いベールに包まれたAとみどりいろのネクタイをつけるゾムの結婚式が行われた

「A、愛しとる」

『私もだよ、ゾム』

その場にいる全員が祝福をする中、誓いのキスを交わした。

優羽「Aー！ゾムー！ほんまにおめでとう！！」

『優羽、ありがとう』

zm「ちっす、優羽は式いつ挙げんの？」

優羽「いやー、私達はまだ先かなぁ」

zm「そか、俺らもちゃんと呼べよ？待っとんで」

はいはい、と言いながら彼氏であるロボロの方へ向かう優羽。ロボロ、実は高校時代からあいつのこと好きやったらしいで。事故の後からよくお見舞いとか行くようになって、、ほんま隅に置けんやつやわ。

「そういや今更だけど、婚約を申し込んだAの誕生日に敬称付きで呼ばれたこと、あれ結構心傷んだ」

『ああ、ごめんって。優羽のためにも離れないとって思ってたの』

「まぁ、それはな。うん、はぁー、でもほんま、よかったなぁ」

『…私はたまにはさん付けもいいかなとか思ってるけど？』

「え、なんでなん」

『だってなんか、新婚さんぽくない？
"ゾムさん、お仕事お疲れ様！いつもありがとう！愛してる！"
…ほら！』

「あかん、可愛ええ…」

いつまでも初心を忘れない

そんな彼女達の淡い恋が

いつまでも続くことを願って＿＿＿.

end