小児科病棟の王子様

我慢 ページ8

最近、なんだかだるい






広場に行くだけで

はぁはぁしちゃう…









そんな日がここ何日か続いてるけど






あらん先生、忙しそうだから言わない






あらん先生も疲れちゃうし

我慢できるし








でも今日はいつもより


つらいなぁ…







頭痛いし、少しだけ寒いな…








ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ






亜「涼太、おはよう！」







「あ、あらんせんせぇ！

おはよう」







亜「熱計って？」






「はーい」







体温計を挟むと







亜「今日は具合悪いとこ

ありますかぁ？」






「…ないでーす！」







ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ






亜「ん、お熱も無い！

元気だね！」









「うん！ねぇ、あらんせんせぇ？」







亜「ん？」







「あのね、」







ﾌﾟﾌﾟﾌﾟｯﾌﾟﾌﾟﾌﾟｯ







亜『はい！白濱です』







看『○○さんの容態が、、』






亜『直ぐ行きます！』






亜「ごめん涼太、先生もう行くね！

走ったらダメだからね」








「あ、、うん…」






あらんせんせぇ行っちゃった…







あぁ、頭痛いな…








看護師さんには言えないから、、





少し寝ることにした







ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ





看「涼太君〜」







「！？」








何で、看護師さんなの！？







先生達は？








看「お昼の時間だよ〜！

ごめんね、先生が来れなくて

先生達忙しいみたい…」








「うん、大丈夫…」







看「ずっと寝てたみたいだけど

具合悪い？」







「大丈夫！少し、眠かっただけ〜」







看「そっか！

じゃあ、ちゃんと食べてね」








「うん！」





ご飯を食べて、寝ようと思ったけど

もう、眠くなくて

お散歩することにした








暫く歩いてると…







「ｯ…」








ヤバい…







頭痛い…








「ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ…ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ」







くらくらするよ、、







誰か…







「たすけ、ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧて」







何で、誰もいないの…






直ぐそこのベンチまで

頑張って歩いたけど






そのまま倒れ込むのが精一杯だった







そのまま、意識を飛ばした…

▼→←▼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す