小児科病棟の王子様

▼ ページ45

白濱亜嵐side





「涼太、おはよう〜！」






涼「…ふぅ」






「朝ご飯食べれるかな？」







涼「…」







「涼太とお話したいから、食べ終わるまで

ここにいるね！」







涼「……」







「涼太、健ちゃん先生と喧嘩したんだって？笑」







「健ちゃん先生、普段は怒らないから

怒らせた涼太、すげぇって話してたんだよ笑」







涼「玲於くん、来ないの？」






「まだかな。あとで、来ると思う」






涼「あっそ…」






「涼太さ、勉強は最近どう？」







涼「大丈夫…大丈夫…大丈夫…ふぅ」







「…涼太？」







涼「おはよう、亜嵐先生」






「え？」







涼「まだ言ってなかったから」







「あぁ、そっか。おはよう、涼太！」







涼「それと、勉強、大丈夫だから」








「そっか、安心した！」







涼「あと…あとで」








「うん？」







涼「健ちゃん先生のとこ行く」








涼「ちゃんと謝る…から。着いてきて」






「わかった！」







涼「あの、健ちゃん先生…」









健「どうした？」







涼「ごめんなさい」







健「ええよ。俺も、ごめんな？」






涼「良いよ」






健「また、一緒にお勉強しような！」








「うん！！」








涼太は、イライラを抑える方法を見つけたらしく




反抗期は、自然と治まっていきました！

お願い→←▼

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す