小児科病棟の王子様

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暫くして泣き疲れて寝てしまった涼太






点滴が終わって、外しても

起きそうにないから

静かに病室を出てきた






亜「臣さん

ありがとうございました！」






「全然大丈夫

ただ、ちょっと不安定かもね

久々に点滴嫌がったから

点滴中は抑えちゃったよ」






亜「そうですか

少し様子見てきます」





「おう」







白濱亜嵐side



ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ




「涼太？」






涼「あらんせんせぇ(泣)」






「涼太ずっと泣いてたの？

目が腫れてる」






涼「おむついやぁ(泣)」






「おむつ嫌だったね

もう、おしまいだからね」







涼「おみせんせぇがね、ぎゅうって」






抑えてきたって言いたいんだろう






「うん、臣さんが嫌な事してきたのか

じゃあ早く元気になって

やっつけないとな」






涼「うん！

りょうくん、おむつしないよ！

って言う」







「そうだね！

じゃあ、今日は早く寝て

早く治そうね？」







涼「…もう、痛いのしない？」








「しないよ。大丈夫！

だから安心して寝な？」








涼「あらんせんせぇ一緒に寝て？」









「わかった！寝ようね」







涼「うん…」







涼太の頭を撫でてると

寝息が聞こえてきた








今日は疲れちゃったよね




でも、熱も下がってるから大丈夫だよ









翌日






涼「りょうくんは

赤ちゃんじゃないからね！

おむつしないよ！

りょうくん、臣せんせぇ嫌いだよ！」








臣「え、俺の事嫌いなの！？

岩ちゃんもやったじゃん！」







「岩ちゃんせんせいは

わんちゃんだから良いんだよ！」








岩「やったー！笑」






臣「犬のお前が言うなよ、涼太！」







涼「臣せんせいは、嫌い！

静かにして！」






何故か臣さんだけが嫌われました笑

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