小児科病棟の王子様

閉所恐怖症▼ ページ24

涼太side





パパの部屋でずっと過ごしてた




他の先生は、もう信じない





嫌いだ…






でも、、






HI「涼太、そろそろ病室戻ろうか？」






「パパが良い…」






HI「もう結城君はいないから

亜嵐だよ？」







「でも、みんな、りょうたのこと…」







HI「大丈夫だよ

皆、涼太を心配してる」






「…1回だけもどる…

でも、またもどってくる」







HI「嫌だったら

戻ってきて良いから

仲直りしておいで？」






「うん…」






HI「本当に1人で大丈夫か？」







「エレベーターだもん

大丈夫だよ」







HI「そうか。気をつけてな！」







「うん！」








1人でエレベーターに乗る






もうすぐ病室の階に着くと思ったら






ｶﾞﾁｬﾝ







狭い、エレベーター





電気がいきなり消えた






狭い。暗い。






「ｷｬｰ!こわい(泣)」





ボタン届かないよ







「ふぇ…(泣)ぱぱぁ！」





「こわい！あらんせんせぇ」






ドアを叩いても、先生を呼んでも


誰も反応してくれない





誰も助けてくれない…







ﾊﾞﾀﾝ







足に力が入らなくて、倒れちゃった…







僕は怖くて、とにかく耳を塞いで

目をつぶった









亜嵐side







エレベーターが止まったらしい







2つあって、右側のエレベーターには

患者の保護者2名も

兄弟が乗ってる事がわかった





左側は内戦みたいなもので

声をかけたけど

応答がないから

右側のエレベーターから

救助に入ることになった





2時間くらいかかったけど

右側のエレベーターは、無事に開いて

ご家族を救助できた





左側のエレベーターに

取り掛かった時だった







ナ「白濱先生、涼太君見ましたか？」






「涼太？見てないけど…どうして？」






ナ「医院長先生から連絡が入り

涼太君が1人で病室に戻ったと

報告がありました」







「じゃあそろそろ来るんじゃない？」






ナ「それが…連絡が来たの

2時間前なんです」






ナ「なかなか来なくて

探したんですけど

いなかったので

白濱先生に確認しました」






「まさか…」







「すみません!!

中に子供が1人いるかもしれません！

急いでください！」








業「わかりました！」






1時間後






業「開きました！」







「ありがとうございます！」






中を覗くと




「涼太!!」







結城に閉じ込められた時と

同じ症状が出ていた

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