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「アウトロー・モモタロー」 2話 ページ10

気がついたら、警察に囲まれていました。
野上良太郎です。

最近、自分に憑いてるイマジンが隙あらば自分の体の乗っ取りにくる。
まあ電車で暇しているのだから、悪さをしない分はいいが、どうも最近はそうではない。


こうして喧嘩をふっかけて好きなだけやったら戻してくる。
そうすると何も知らないのに逮捕されかけたりする、正直迷惑だ。


ハナさんがイマジンを通して僕に扉に飛び込めと言われた通りに警察を掻い潜って近くのトイレの扉に飛び込むと、砂漠の上にデンライナーが停車していた。


ほっとして乗り込むとハナさんがイマジンをグーパンチしてた。ちょっとスッキリ。


「ってぇ〜!お前すぐ手が出るんだな!」


「当然でしょ!一体何やってんのよ!警察に追われるなんて…まさかこの服盗んだんじゃ…!」


「そんなちっせーことするかよ!…買ったんだよ。」


そう言われて慌てて財布の中身を確認する。
おろしたはずの何枚かあった万札が跡形もなく消えていて、ガックリと頭を垂れた。


「バイト代下ろしたばっかなのに…」


「しょーがねーだろ!この俺があんなダッセー格好するかよ!」


「最低ね!この桃太郎男!」


「それやめろ!」


それから何故かイマジンの名前についての話題になった。僕の服は…?
イマジン的にはモモタロまでは良いらしい。
が、桃太郎というのは嫌らしい。


何となく考えると、『モモタロス』というアイデアがでた。
僕的にはいいと思ったのに全力で否定され、ハナさんにもちょっと笑われた。


『モモタロス』にセンスないと言われた。
人の金を使う奴に言われたくない。


「ていうか、この俺があいつにキーホルダー返してやったんだからな!感謝しろよ!」


「えっモモタロス、Aにあったの?」


モモタロスと呼ぶな!というのを無視してどういう事かと聞くと、モモタロスが憑依していた時に彼女に会ったらしい。しかも今の服で。


「あんたらイマジンが?信じらんない…」


「信じろよ!」


またハナさんとモモタロスが口論になろうとした時、タイミングよくナオミさんがコーヒーを用意してくれた。


どうやら、オーナーが頼んでくれたようだった。
僕はまだオーナーのことをよくしらない。
ハナさんはオーナーと契約して、イマジンを追ってるらしい。


電王になるならば、きっと長い付き合いになるのだろう。
少し不安になった。

「鬼は外!僕はマジ」 1話→←「アウトロー・モモタロー」 1話



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わー(プロフ) - 了解です!ありがとうございます! (2018年12月27日 22時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
フォンフォン(プロフ) - わーさん» もしモモタロスオチの小説をお求めでしたら、リンク先の短編小説の方に置いてありますのでそちらをご覧下さい。長くなりましたが、これからもよろしくお願いします! (2018年12月27日 21時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
フォンフォン(プロフ) - わーさん» コメントありがとうございます!大変申し訳ございませんが、オチのリクエストは受け付けていません。オチは未定とありますが、物語の流れ的にはオチはないです。誤解を招くような表現をしてすいません… (2018年12月27日 21時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - オチはモモタロスでお願いします! (2018年12月27日 19時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フォンフォン | 作成日時:2018年8月19日 21時

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