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「俺、参上!」 2話 ページ4

良太郎の背中を探しながら自転車を走らせると、彼らが自転車の駐車場の階段を上から降りてきた。


自然に止まるように見せて、彼らが行った後に階段をのぼると、探していた彼が倒れていた。


「良太郎!大丈夫?!しっかり!」


揺さぶらると痛いから叩いて起こして、と言われたのをを守るために背中を叩いて声をかけると、控えめなうめき声がした。


立ち上がるのを手伝うとありがとう、といいながら立ち上がる。
へらりと笑う顔には大きな青あざがある。
見てるだけでこっちが痛い。


「また変な集団に絡まれちゃったの?」


「うん…そうなんだ。心配かけてごめんね。」


「しゃーないよ!良太郎は不幸すぎるんだからそろそろ慣れたよ!」


慣れていいのかな…と呟く良太郎の背中を励ますためにパンと叩いたが、思ってたより力が強かったみたいでよろめく。


それと同時に、白い砂が彼から出てきた。


「うわ!何この砂!」


服を叩くと白い砂がサラサラ落ちる。
今日はどんだけやられたんだ、と疑問に持ちながら砂を落とすのを手伝う。


「はあ…今日はかなり最悪の部類に入るなあ…」


大体叩き終わると、良太郎はふと何かを見つけた。
それを拾い上げると、不思議そうにながめる。


「何これ?良太郎の?」


「いや…忘れ物かな」


黒いパスケースだった。
中には外にある同じようなロゴが印刷されたカードが入っていて、なかなかかっこいい。


良太郎が忘れ物は交番に届けようと言い出して、2人で近くの警察署へ行った。
バイトの時間が近いから私は外で自転車を停めて待つことにした。


しばらく良太郎を待ってると、何故かコーヒーカップを持ってでてきた。


「…良太郎…何してきたの…」


「いや…僕にもさっぱり…」


ポヤーっとした良太郎に呆気に取られたが、ふと腕時計を見るともうバイトの時間まで10分までなかった。


「っていうか!バイトの時間ヤバいから!私先に行くね!」


「ええ〜っちょっと〜。僕どうすればいいの〜!」


「早くそれ飲んで自転車直してきてよ!それじゃ!」


A〜と叫ぶ良太郎を置いてバイト先のミルクディッパーに急ぐ。
愛理さんを狙う獣どもを早くなんとかしなくては。


「(でもきっと適当にあしらっているんだろうな〜)」


そう考えると少しスピードを緩めた。

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わー(プロフ) - 了解です!ありがとうございます! (2018年12月27日 22時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)
フォンフォン(プロフ) - わーさん» もしモモタロスオチの小説をお求めでしたら、リンク先の短編小説の方に置いてありますのでそちらをご覧下さい。長くなりましたが、これからもよろしくお願いします! (2018年12月27日 21時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
フォンフォン(プロフ) - わーさん» コメントありがとうございます!大変申し訳ございませんが、オチのリクエストは受け付けていません。オチは未定とありますが、物語の流れ的にはオチはないです。誤解を招くような表現をしてすいません… (2018年12月27日 21時) (レス) id: 0273cd81dc (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - オチはモモタロスでお願いします! (2018年12月27日 19時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フォンフォン | 作成日時:2018年8月19日 21時

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