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(youーside)
医「うーん…確かに少し腫れてますね」
一応薬出しておきますね。と電子カルテに打ち込んでる医師に、少し不安になりつつも口を開く。
「もうすぐライブもあるんですけど、調整できますかね」
医「あまり無理はしてほしくないですけどね」
医師は私の方に目を移して笑みを浮かべる。
医「九条先生から引き継いで数年。彼女から聞いてた通り、綾瀬さんは歌の事になるとちょっと無茶しますからね」
「ぅ…」
医「その分ケアをしっかりしてください。何度も言ってますけど、」
「私の喉はそんなに強くない、ですよね」
ずっと前に桜子先生に言われたその言葉は、担当が変わってからも口酸っぱく言われ続けている。
この先も音楽と共に生きていく為に、過度な無理はできない。
医「分かってるなら良いんです。休める時に休んで、定期検診は勿論、少しでも異変を感じたらすぐに来てくださいね」
「はい。よろしくお願いします」
診察はそれで終わり。
上着を羽織りながら、ふと気になった事を尋ねる。
「桜子先生、今もここと連絡とられてるんですか？」
医「いえ、彼女も多忙ですから。ですが噂は聞きますよ。アメリカで大活躍してる日本人女医がいると」
「…元気そうですね」
医「気になるようなら連絡してみては？九条先生、綾瀬さんの事は特別気にかけていましたから」
「そうしてみます」
今はアメリカで働いてるけど、九条桜子先生はかつて家族共々お世話になっていた女医。
実は昔色々とあって、現在AAAメンバーのだっちゃんと遠距離恋愛中である。
だっちゃんに聞いてみても良いな、なんて考えつつ。
待っていてくれた莉子さんに家まで送ってもらった。
.
自分の家の玄関のドアを開けば。
「？」
リビングの明かりが漏れていて。
電気を消し忘れただろうかと少し見渡してみると。
「あ、」
明らかに私のものではない靴に、１つの考えに思い当たる。
「ただいま」
確信を持ってリビングに入れば。
西「おかえり」
私に気付いた隆弘がヘッドフォンを外して、睨めっこしていたらしいノートパソコンを閉じた。
「来てたんだ」
西「夜、家にいるって聞いてたからね」
「言ってくれたら食材買ってきたんだけど、」
西「詩疲れてると思って買ってきた。出来合いの惣菜ばっかりで申し訳ないけど」
「わ、本当に？ありがとう」
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海(プロフ) - ももたろうちゃんさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです(^^)マイペースですがこれからも頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろうちゃん - この小説大好きです！更新頑張ってください。応援してます（*^_^*） (2020年3月8日 14時) (レス) id: 37be2dc889 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！かなり長い話になってしまっているので、そう言ってくださると嬉しいです。完結までもう少しかかりますが、丁寧に書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2020年3月7日 9時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - まだまだ続けくのは嬉しいです、更新楽しみにしてます (2020年3月6日 14時) (レス) id: 46a14b564f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月5日 20時
