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(ataeーside)
千晃のお腹に赤ちゃんがいると知ったとき。
與『え、ホンマに？おめでとう！』
率直にそう思ったし、てっきり皆もそう思ってると考えていた。
でも、実際は全然そんな事なくて。
日高は千晃の事を気遣っとったけど。
直也くんはこの先の事をどうするのかと、答えられない千晃に怒りを露わにして。
にっしーは淡々と責任の重さを説いた。
詩は誰も気付かんかった、子どもの視点を持っていて。
秀太は何も言わんかったけど、みんながみんなここまで違う視点を持ってる事に、ビックリした。
勿論意見が合わん事なんて、今までいっぱいあったけど。
ーーこれは、無理かもしれん
誰もが納得いく方向に話をもっていくのは、無理なんやと感じた。
與「実彩子ちゃん、一緒に乗っていく？」
宇「あ……うん」
1人で帰ろうとしていた実彩子ちゃんを捕まえて、俺のマネージャーが運転する車の後部座席に2人で並んで座った。
マ「宇野さんの家から先に行きますね」
與「ん」
宇「ごめんね、真司郎」
與「俺、明日午後からやから。全然気にせんといて」
無言で車に揺られる実彩子ちゃんはずっと俯いていて。
…正直、1番意外な反応やったのは実彩子ちゃんやった。
メンバーの幸せをずっと願っていて、他のメンバーがソロで活躍したとき、誰よりも喜ぶのは実彩子ちゃんで。
だから、今回も実彩子ちゃんは1番に笑顔で祝福するもんやと思ってた。
西『それって宇野には残酷じゃない？』
にっしーの意見を聞いて、初めて。
実彩子ちゃんへの負担がどれだけ重いのかに気付いた。
勿論にっしーは詩への負担も考えての発言やったんやろうけど。
いつもしっかり者で、どんな苦境でも何だかんだで乗り越えてきた、頼りになる女子メンバーやから。
俺自身、甘えてた部分もあって。
パート割もダンスも。
どう考えても、男子メンバーより女子メンバーの方がやる事が多くなる。
そう考えると、確かに千晃の妊娠を単純に喜べるというわけでもなくて。
ーーそれでも、
伊『真司郎、うちの子可愛いでしょー？』
そう言って笑う千晃を想像してしまう。
ーー信じてしまう
ーー何とか、これからも出来るだけ変わらない形で続けていく道があるんやないかって
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海(プロフ) - ももたろうちゃんさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです(^^)マイペースですがこれからも頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろうちゃん - この小説大好きです！更新頑張ってください。応援してます（*^_^*） (2020年3月8日 14時) (レス) id: 37be2dc889 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！かなり長い話になってしまっているので、そう言ってくださると嬉しいです。完結までもう少しかかりますが、丁寧に書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2020年3月7日 9時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - まだまだ続けくのは嬉しいです、更新楽しみにしてます (2020年3月6日 14時) (レス) id: 46a14b564f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月5日 20時
