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(youーside)
「妊、娠…」
改めて千晃から話を聞いて。
まだ見た目に変化はないから、いまいち実感はないけれど。
千晃の表情と部屋の空気から、間違いなく彼女が妊娠している事がわかった。
「それで、これからどうしたいの？」
色々と気になる事はあるけど、まずは千晃自身の気持ちを知りたくて、問い掛ければ。
伊「…………」
目を伏せて、黙り込んでしまって。
ーーまだ、千晃の中でもどうしたら良いのか考えられてないんだ
そう悟った。
子どもを授かるのは人生の中でもとても大きなイベントで。
簡単にこの先の事を決められないのは分かってる。
だけど。
浦「悩んでる暇なんてないでしょ。まず、産むのか産まないのか。AAAの事はどうするのか。結婚は？相手はどう言ってるの？」
日「そんないっぺんに聞いても考えられないでしょ」
浦「悠長にしてる時間なんてない。こうしてる間にも子どもは生きて、成長してるんだよ」
リーダーの言う事は尤もだ。
私達にとって身体は資本で、仕事をしている以上、やり遂げる義務がある。
厳しいけれど、勝手に妊娠すればそれだけ多くの人に迷惑をかける事になる。
伊「…ごめん、なさい」
浦「だから謝罪じゃなくて、」
與「産休じゃあかんの？暫くお休みして、また戻ってきたら良いやん」
どんどん悪くなっていく空気に、真司郎が明るくそう言う。
與「俺らグループなんやし、こういう時こそ支え合わな。な？実彩子ちゃん！」
そう言って真司郎は隣に座っていた実彩子の肩を組むけれど。
宇「…ん、」
小さく頷きながらも実彩子の表情は固くて。
西「それって宇野には残酷じゃない？」
にっしーが口を挟んだ。
與「どういう意味？」
西「みさちあツアーはどうすんのさ。もう日程も会場も決まってんのに。春頃だったらライブなんて無理でしょ？宇野1人にやらせんの？それとも中止にすんの？」
與「それは、」
西「AAAのツアーだって。来年、千晃が無理になったら、その負担はどうしたって女子メンが大きくなる。それだけじゃない。他の仕事もキャンセルしないといけないものが出てくるだろうし、スタッフにも事務所にも、他の会社にだって迷惑がかかる」
タイミングの問題。
ただ、それだけの事だけど。
西「俺らの仕事ってそういう事だよ。それも分からないのはちょっと無責任なんじゃない？」
代わりが効かないって、そういう事。
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海(プロフ) - ももたろうちゃんさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです(^^)マイペースですがこれからも頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろうちゃん - この小説大好きです！更新頑張ってください。応援してます（*^_^*） (2020年3月8日 14時) (レス) id: 37be2dc889 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！かなり長い話になってしまっているので、そう言ってくださると嬉しいです。完結までもう少しかかりますが、丁寧に書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2020年3月7日 9時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - まだまだ続けくのは嬉しいです、更新楽しみにしてます (2020年3月6日 14時) (レス) id: 46a14b564f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月5日 20時
