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(sueyoshiーside)
西「好きだよと伝えればいいのに願う先怖くて言えず 好きだよと好きだよが募っては溶けてく」
メンバー満場一致でセトリに入れる事を決めた曲。
西島にはピッタリの歌詞だな、と思うと同時に。
浦「君との時間が1秒でも長くなるならずっとじゃなくて良い 願いかける恋音と雨空」
俺自身も、痛いほどに分かる歌詞だと感じた。
浦「街行く恋人が羨ましく思う事が増えた いつから1人が怖くなったんだろう」
西「でも今は束の間の幸せできる事ならこのままありふれた恋人達になりたい」
この歌詞にふと、ある笑顔を思い出す。
ーー東京公演、来るって言ってたっけな
そう思って、今はライブ中だという事。
この歌詞ほど、綺麗な関係ではないという事を自重する。
與「君がここで望んでる事」
パチン、と一瞬だけ千晃と目があった。
ほんの1秒にも満たない時間。
フワリと口角を上げた千晃に、また少し昔の事を思い出す。
與「僕がここで言いたい事」
それは、ある日の楽屋での何気ない出来事。
伊『秀ちゃん、って好きな人いる？』
偶然2人きりだった部屋で。
ギクリ、と肩を震わせなかったか定かではない。
末『…何で？』
俺自身の気持ちには、成り行きで直接教えた詩はともかく、他のメンバーも薄々勘づいてはいるだろう。
だけど、千晃は知らないんだと思う。
その不確かな確信は、俺の勝手な希望でもあって。
伊『何でもない！変な事聞いてごめんね！』
そう言っていつも通り笑みを浮かべた千晃に、恋人が出来たと知ったのはそれからすぐの事だった。
末「今なら想いも重なるかな？」
人の想いなんて簡単に分かったら苦労しない。
西島と詩がその典型的な例で、あの2人はお互いが想い合っていたのに、それが伝わるのに随分時間がかかった。
ーー壊すわけにはいかない
今あるグループの形、ファンとの絆、スタッフの信頼。
決して簡単には手に入らなかったもの。
それが守れるのなら。
メンバーとして、ずっと近くで彼女を見守っていけるのなら。
ーーそれだけでも、もういい
もうずっと前から、この気持ちに変わりはない。
そう思って、メンバーとして活動し、千晃とも関わってきた。
その気持ちが根底から覆される日が、近くに迫っていた事を。
俺も、誰も知る由もなかった。
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海(プロフ) - ももたろうちゃんさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです(^^)マイペースですがこれからも頑張ります！これからもよろしくお願い致します。 (2020年3月8日 17時) (
レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろうちゃん - この小説大好きです！更新頑張ってください。応援してます（*^_^*） (2020年3月8日 14時) (レス) id: 37be2dc889 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - Takatakaさん» ありがとうございます！かなり長い話になってしまっているので、そう言ってくださると嬉しいです。完結までもう少しかかりますが、丁寧に書いていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 (2020年3月7日 9時) (レス) id: 37dc25736a (このIDを非表示/違反報告)
Takataka(プロフ) - まだまだ続けくのは嬉しいです、更新楽しみにしてます (2020年3月6日 14時) (レス) id: 46a14b564f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海 | 作成日時：2020年3月5日 20時
